北朝鮮が「短距離ミサイル2発発射」

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北朝鮮、核弾頭の小型化に成功し弾道ミサイルに搭載できるようになったと主張。写真はKCNAが3月4日に配信した、新型ロケット発射システム
韓国軍によると、北朝鮮は10日午前、短距離ミサイル2発を発射した。東岸の黄海北道(ファンヘプクト)から日本海へ発射されたミサイルは約500キロ飛行した後、海に落下したという。北朝鮮からの声明はない。
9日には北朝鮮の国営メディアが、金正恩第1書記が弾道ミサイルに搭載できるよう核弾頭の小型化に成功したと発言した、と伝えていた。第1書記は4日に、北朝鮮が先制核攻撃を実施できるよう、軍の態勢転換を指示したという。
北朝鮮は6日に、米韓両軍の合同軍事演習を非難し、遂行するならば米韓両国に「無差別の」核攻撃をするとの談話を発表している。また3日には、今年1月の核実験や2月の長距離ロケット発射に対する国連安保理制裁決議の採択を受けて、北朝鮮は3日午前に短距離の飛翔物体を日本海に向けて発射している。