UAE高層マンションで火災 1年余りで3度目

画像提供, @AjmanPolice
警察がツイッターに載せた火災の様子をとらえた映像から(28日)
アラブ首長国連邦(UAE)のアジュマーンにある高層マンションで28日、大規模な火災が発生した。UAEでは、過去1年余りですでに2回、高層ビルの大規模火災が起きている。アジュマーンはドバイの北に位置する首長国。
地元警察によると、火災は28日夜、12棟・約3000戸からなる高層マンション群「アジュマーン・ワン」で起きた。棟内にいた全員が避難したが、負傷者などは出ていないもよう。
警察がツイッターに載せた動画からは、炎が複数階の高さで立ち上がっており、炎が建物の側面をほぼ覆ったことが分かる。別の動画では、燃える残骸が地面に落ちてくる様子が撮影されている。UAEのサイフ・ビン・ザイド内相が現場を訪れた。
7億3500万ドル(約835億円)が投じられた同マンション群の開発は2009年に完了する予定だったが、計画は何年も遅れた。
The fire engulfed a high-rise tower in the city of Ajman, in the United Arab Emirates
昨年12月31日には、ドバイ中心部にある63階建ての高級ホテル「アドレス・ダウンタウン・ドバイ」で大規模な火災が起きた。火は20時間以上にわたって続き、16人が負傷。近くの高層ビル「ブルジュ・ハリファ」の花火イベントは、ホテルの出火直後だったが、予定通り行われた。
2015年2月には、ドバイの高層マンション「ザ・トーチ」で大規模火災が起き、建物は大きく損傷された。ザ・トーチは世界でも最高層のマンションの一つ。

世界最長の直行定期便を開始 エミレーツ航空
エミレーツ航空の旅客機が2日、中東のドバイからニュージーランドのオークランドまで1万4200キロを飛行し、直行定期便としては世界最長となるフライトを達成した。