ジャカルタの空港で旅客機が衝突 翼が炎上

画像提供, Ian Ardian
衝突事故を受けて空港は一時閉鎖された
インドネシアの首都ジャカルタのハリム・ペルダナクスマ空港で4日、旅客機2機が衝突し、1機の翼が炎上するという事故が起きた。当局などによると、乗員・乗客にけがはなく、全員が無事避難した。
バティック・エアの旅客機が離陸しようとした際、牽引されていたトランスヌサ航空のプロペラ機の後部に翼が接触した。
AFP通信によると、バティック・エア機には乗員・乗客49人が乗っていた。
インドネシア運輸省の担当者によると、衝突した2機とも機体の一部が大きく損傷した。インターネットに投稿された動画では、バティック・エア機の翼から炎が上がっているのが見える。
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衝突したバティック・エア機
同国では、飛行機での移動の需要が急速に高まるなか、特に格安航空会社の飛行機事故が相次いでいる。
2014年末には、ジャワ島スラバヤ発シンガポール行きのインドネシア・エアアジア8501便が墜落し、乗員・乗客162人全員が死亡した。
2013年には、バティック・エアと同じ企業グループのライオン・エアの旅客機がバリ島デンパサール空港の滑走路を飛び出して海に落ち、少なくとも22人が入院する事故を起こしている。