タイ北部の女子寮で出火、生徒17人死亡

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出火した女子寮で救出作業にあたる消防士たち、タイ・チェンライ(22日)
タイ北部チェンライ県で22日夜、学校女子寮から出火し、少なくとも生徒17人が死亡した。さらに生徒2人が行方不明で、5人が負傷。うち2人は重傷という。調べによると、寮にいた少女たちは5歳から13歳で、就寝中に出火したという。警察は、出火原因は捜査中と話している。
当局筋がAFP通信に語ったところによると、ピチキアート・ウィタヤ校は山岳民族の貧困家庭から生徒を受け入れる学校で、女子寮には生徒38人が暮らしていた。
チェンライ県はラオスやミャンマーと国境を接している。
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ピチキアート・ウィタヤ校女子寮の出火現場(22日)
チェンライ県のスカパン副知事は、出火時に起きていた少女たちは脱出できたが、「眠っていた子たちは逃げられなかった。そのため多くの犠牲が出た」と話している。
地元紙によると、遺体は病院に搬送され身元確認の手続きがとられている。
チェンライ県の位置