メキシコで誘拐されたサッカー・メキシコ代表 無事救出

画像提供, AFP
記者団のインタビューを受ける救助されたプリド選手(写真中央、30日)
サッカーのギリシャ1部リーグ、オリンピアコスでFWを務めるメキシコ代表、アラン・プリド選手(25)が28日夜に武装集団によって誘拐されたものの、29日夜に無事救出された。
記者団の前に姿を現したプリド選手は手首に包帯を巻いていたが、「とても元気だ」と語った。捜査・救助に当たった治安当局は救助作戦がどのように実施されたかについて詳細を明らかにしていない。
プリド選手は自宅のある同国東部タマウリパス州の州都シウダビクトリアで誘拐された。地元メディアによると、パーティーからガールフレンドと一緒に車で帰ろうとした際、トラック数台に囲まれた。
誘拐から解放のサッカー・メキシコ代表 手首に包帯
6人の覆面をした男らが「力ずく」でプリド選手を拉致し、ガールフレンドは駐車場にひとり残されたという。
メキシコは世界で最も誘拐事件の発生率が高い国のひとつ。政府の統計では約1000人が毎年誘拐されている。ただし一部には、実際の件数はその10倍に上るのではないかとの指摘もある。
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プリド選手は2014年のW杯でメキシコ代表としてプレーした