フェイスブックCEOのSNSアカウント ハッカー被害に
クリス・ジョンソン、ビジネス担当記者

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フェイスブックのザッカ―バーグCEO
フェイスブック創業者のマーク・ザッカ―バーグ最高経営責任者(CEO)が使用する複数の交流サイト(SNS)アカウントがハッカーに侵入されていたことが5日、明らかになった。
インスタグラム、ツイッター、リンクトイン、ピンタレストを含むザッカ―バーグ氏のアカウントが5日に一時的にハッカーに乗っ取られたとみられる。
ツイッターで4万フォロワーがいるハッカー集団のアワマインがハッキングに成功したとツイッターで発表し、ザッカーバーグ氏に連絡をしてくるよう呼びかけた。
「よう、@finkd(ザッカ―バーグ氏のアカウント名)ツイッターとインスタグラム、ピンタレスのアカウントに入れたよ。セキュリティー具合を試してみた。メッセージ下さい」
テクノロジー情報サイトのエンガジェットは、ハッキングされたザッカ―バーグ氏のツイッターアカウントの画面を公開した。

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ツイートはすでに削除されている。ザッカ―バーグ氏は2012年以来このアカウントでツイートしていない。
ウェブ開発者のベン・ホール氏は、ハッキングされたザッカ―バーグ氏のピンタレストアカウントの画面をツイートした。
2012年にリンクトインで起きたハッキング被害が関係しているとの報道も出ている。その際に盗まれたリンクトインの1億1700万件のユーザー名とパスワードの組み合わせが、ウェブ上で5ビットコイン(約2300ドル/25万円)で売られたという。
パスワードは暗号化されていたが、解読は比較的容易な方式だったとみられる。
ザッカ―バーグ氏のインスタグラムアカウントが実際にハッキングされたかどうかの確認はできていない。同氏のアカウントに掲載された写真はわずか30枚だが、60万以上のフォロワーがいる。インスタグラムは現在、フェイスブックの傘下にある。