【英国民投票】投票が終了 大勢判明は日本時間きょう午後の見通し

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投票所のキャメロン首相夫妻(23日)
欧州連合(EU)からの離脱か残留かを問う英国の国民投票で、23日午後10時(日本時間24日午前6時)に投票が締め切られた。出口調査が発表されないため、大接戦とみられている今回の投票の大勢は、開票センターから順次結果が集められるなかで明らかになる見通し。
イングランド地方南部では豪雨と鉄砲水の発生のため、投票所を別の場所に移した地域もあった。
有権者として登録した人は4649万9537人と推計されており、英国の選挙としては過去最高となる。
離脱運動を推進したイギリス独立党(UKIP)のナイジェル・ファラージ党首は英スカイニュースに、「残留派が持っていくようだ」と話した。
英夕刊紙ロンドン・イブニング・スタンダードは23日、調査会社イプソスモリの世論調査結果として、残留支持が52%、離脱支持が48%として、かなりの接戦が予想されると報じている。
さらに、英世論調査会社「YouGov」のオンライン当日調査によると、52%が残留支持、48%が離脱支持という結果が出ている。

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投票所で(23日)

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投票を終えた労働党のコービン党首(23日)

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投票するスコットランド国民党のスタージョン党首

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投票に向かうジョンソン前ロンドン市長(23日)
国民投票の結果は、英国がどのように欧州や世界と関わっていくのかを大きく変化させる可能性がある。現地時間の24日朝(日本時間きょう午後)に明らかになると予想されている。
英国が離脱を決めれば、EU加盟の28カ国で初めてとなり、EUにとって1993年の発足以来、最大の打撃となるとみられる。