北朝鮮「物理的な対応取る」 韓国のミサイル迎撃システム配備で

北朝鮮によるミサイル発射実験を伝えるテレビニュースを見る男性 Image copyright AP

北朝鮮は11日、地上配備型迎撃システム、終末高高度域防衛(THAAD)ミサイルの韓国内の配備で米韓が合意したことについて、「物理的な対応を取る」と警告した。

北朝鮮は、人民軍総参謀部砲兵局の名前で出された声明で、「韓国内での場所が特定できしだい(中略)THAADを徹底的に制圧するため、物理的な対抗策を取る」とした。

声明ではさらに、「無慈悲なまでの報復攻撃をするという我が軍のゆるぎない意思」を表明した。

北朝鮮がこのような警告を米国や韓国に対して行うのは珍しくない。米国が先週、金正恩朝鮮労働党委員長を制裁対象者のリストに記載したことを発表した際も、北朝鮮は「公然の宣戦布告」にあたるとしていた。

THAAD配備の合意が発表された翌日に、北朝鮮は東岸で潜水艦発射弾道ミサイルの発射実験を行った。韓国軍関係者は実験は失敗したと述べた。

THAADが配備される時期や場所、最終的な指揮権限がどうなるのかなどは分かっていない。

THAADの韓国配備をめぐっては、中国やロシアも米国が地域での軍事プレゼンスを強化する動きだとして、反対している。中国は8日、THAADが平和と安定を損なうとして、北京に駐在する米韓両国の大使を外交部に呼び抗議した。

しかし、米韓は、北朝鮮が国連決議によって禁止されたミサイル発射実験を繰り返し、1月には4回目の核実験を実施するなど、挑発行為を激化させていることから、THAAD配備は必要だと主張している。

(英語記事 N Korea threatens 'physical response' to US-South Korea anti-missile system

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