トイレで寝てしまったオットセイを保護 豪タスマニア島で

画像提供, Devonport City Council
女性トイレで保護されたオットセイの「サミー」
オーストラリアのタスマニア島で26日、墓地にある公衆トイレで寝ていたオットセイが保護された。サミーと名付けられたオットセイは鎮静剤を打たれて近くの海岸に運ばれ、そこで放されたという。
体重120キロのオットセイは、マーシー・ベイル・ローン墓地の女性トイレで寝ているところを地元自治体の職員に発見された。墓地は海岸から約500メール離れているが、オットセイは入り江をさかのぼって墓地にたどり着いたとみられる。
画像提供, Devonport City Council
トイレの閉鎖を告げる張り紙には「中には、大変な夜を過ごして疲れたオットセイが寝ています」と書いてある
地元デボンポート市議会の広報担当者はBBCの取材に、オットセイが墓地のトイレまでたどり着いたのは「非常に珍しいこと」だと話した。
同担当者は、「海岸には(オットセイが)たくさんいて、地元の漁師は魚を盗むと文句を言う」と話したが、「彼(サミー)は何枚か写真撮影に応じてくれて、とても愛らしかった」と語った。
画像提供, Devonport City Council
海岸で放されたサミー