北朝鮮、弾道ミサイルを発射 1000キロ飛行

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北朝鮮は、高高度迎撃ミサイルシステムの韓国への配置計画について、「物理的な対応を取る」としている
韓国軍は3日、北朝鮮が再び弾道ミサイルの発射実験を行ったと発表した。中距離弾道ミサイル「ノドン」とみられ、北朝鮮東岸から発射され、約1000キロ飛行して日本海上に落ちたという。
北朝鮮は、米国と韓国が先月合意した高高度迎撃ミサイルシステム「THAAD(サード)」の在韓米軍への配置を受けて、「物理的な対応を取る」と述べている。
韓国軍・合同参謀本部の幹部は、ミサイルの発射は「近隣国を攻撃する」という北朝鮮の野心を表していると語った。
日本の安倍晋三首相は、発射実験は日本の安全保障を脅かすものであり、厳重に抗議すると述べた。
米国も同様に北朝鮮を非難。国務省のアナ・リッチー=アレン報道官は、「北朝鮮のさらなる挑発に対応し、また、どのような攻撃や挑発からも我々や我々の同盟国を守る準備ができている」と述べた。
北朝鮮は先月、3発の弾道ミサイルの発射実験を実施し、韓国を攻撃する模擬実験を行ったとした。
韓国の地元メディアによると、韓国政府高官らは北朝鮮が5回目の核実験を準備しているとみている。