インドで主要高速道路の橋が崩落 22人行方不明

半壊した橋を通行人が眺めている。

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橋は1940年代に建造されたものという。写真は3日、インド海上保安庁が発表。半壊した橋を通行人が眺めている。

インド西部で3日、同国最大の都市ムンバイとリゾート地ゴアを結ぶ高速道路の橋が崩落し、バス2台が雨で増水した川に落ちた。22人が行方不明となっている。

サンジェイ・パティル警官がAP通信に語ったところによると、救助隊はいまだに生存者と車両を発見できていない。

激しい雨が救助活動の障害になっている。交通は、同じ地域の新しい橋に回り道するよう誘導されている。

国家災害対応部隊(NDRF)のシン隊長によると、ダイバーを含む80人の救助隊が現場に急行した。

シン氏は、事故当初の情報では、老朽化した橋を通行していた少なくとも2台のバスが、下を流れるサビトリ川に落ちたもようだと語った。サビトリ川はモンスーン期の激しい雨で増水していた。

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ムンバイを擁する西部マハラシュトラ州ではモンスーン期の大雨が続いている(今月1日)

NDRFのラケシュ・ランジャン氏はBBCに対し、「橋から1キロ以内の地域でバスは見つかっていない。下流への流れによってもっと先に流されているかもしれない」と語った。

インドでは今年3月に東部コルカタで建設中だった高架道路が崩落し、少なくとも20人が死亡し、100人近くがけがをした。

2011年には、西ベンガル州ダージリンで政治集会が開かれていた際に、橋が崩落し、32人が死亡、132人が負傷した。