トルコの結婚式自爆攻撃、犯人は「12~14歳の子供」

ガジアンテプの爆発被害者のそばで嘆く人たち
画像説明,

ガジアンテプの爆発被害者の傍らで嘆く人たち

トルコ南部ガジアンテプで20日夜にクルド系住民の結婚式会場を襲った自爆攻撃について、エルドアン大統領は21日、犯行は12~14歳の子供によるものだと声明を出した。大統領は、51人が死亡し、69人が負傷した攻撃は、過激派勢力のいわゆる「イスラム国」(IS)による犯行との見方を示した。負傷者の内17人は重体という。

ガジアンテプはシリア国境に近く、ISの「セル」(個別集団)が複数活動しているとみられている。

トルコ・メディアが伝えた大統領声明で、エルドアン氏はISとクルディスタン労働者等(PKK)の戦闘員、および米国に亡命中のイスラム教宗教指導者ギュレン師の支持者の間に「違いはない」と非難した。トルコ政府は7月のクーデター未遂はギュレン師支持者によるものと断定している。

「この国と国民が、我々を攻撃する者たちにあらためて伝えるメッセージはひとつ。お前たちは成功しない!」と大統領は表明した。

ガジアンテプの自爆犯は、クルド系住民の多い地区の往来で踊る結婚式の客を狙って攻撃した。少数民族クルド人系・国民民主主義党(HDP)の地元議員はロイター通信に対して、HDPメンバーの結婚式だったと話している。お祝いが終わりかけていたところで、爆発が起きたという。

トルコの報道によると、新郎新婦はクルド系武装勢力とトルコ治安部隊の戦闘を避けて、東部シルトからガジアンテプに引っ越して式を挙げたという。新郎新婦は無事だが、病院に運ばれたという報道もある。

ガジアンテプ出身のセレフ・イスラーBBC記者は、150万人の住民は、シリアのクルド人勢力とISが戦闘している状況で、すでに緊張状態にあったと指摘する。

今年5月にはガジアンテプで、ISとつながりがあるとされる自爆犯が警官2人を殺害している。

画像説明,

結婚式の爆弾攻撃では生後3カ月の女の子も犠牲になった。写真は女の子の葬儀(21日)

画像説明,

爆発直後に道に溢れた人たち(20日)