北朝鮮、新型ロケットエンジン実験成功と

ロケット実験には金正恩朝鮮労働党委員長が立ち会ったという(資料写真)

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ロケット実験には金正恩朝鮮労働党委員長が立ち会ったという(資料写真)

北朝鮮の国営朝鮮中央通信(KCNA)は20日、新型ロケットエンジンの地上燃焼実験に「成功した」と報道した。衛星打ち上げ用のエンジンだという。

報道によると、金正恩朝鮮労働党委員長は北西部東倉里の「西海衛星発射場」で行われた実験に立ち会い、できるだけ早く衛星打ち上げを準備するよう指示。「わが国を数年内に静止衛星保有国にするべきだ」と述べたという。

KCNAは、今回のロケットエンジンによって「地球観測衛星など様々な衛星打ち上げのための運搬能力」を確立できると伝えた。

こうしたことから、北朝鮮は今年2月に続き、長距離弾道ミサイルを近く発射する方針だと複数の専門家は見ている。

北朝鮮は今月9日、過去最大級の核実験を実施したとされている。

ロイター通信によると、米国と中国は国連制裁強化の可能性を協議しているが、中国側がこれに応じるかどうかは不明という。

国連総会のためニューヨークを訪れているオバマ米大統領と中国の李克強首相は個別に会談した

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