俳優ジム・キャリーさん、元恋人の死めぐり訴えられ

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元恋人の棺を抱えるキャリーさん(中央、2015年10月、アイルランドで)
ハリウッドで活躍する俳優ジム・キャリーさん(54)が元恋人の急死に関連して訴えられていたことが、裁判所資料から明らかになった。昨年9月に処方薬の過剰摂取で急死したアイルランド出身キャトリオーナ・ホワイトさん(当時30)の元夫が、キャリーさんが「莫大な富と名声」を利用して処方薬を違法に入手し、ホワイトさんに提供していたと提訴している。
キャリーさんはコメントしていない。
美容セラピストだったホワイトさんは昨年9月末、ロサンゼルスの自宅で死亡しているのを発見された。検死官によると、アンビアン、プロプラノロル、ペルコセト(いずれも処方薬)を過剰摂取していたという。
当時の報道によると、キャリーさんとホワイトさんはロサンゼルスで2012年に知り合い、交際と破局を繰り返していた。ホワイトさんが亡くなる数日前にも、別れたところだったという。
ロサンゼルス郡地裁に提出された訴状によると、ホワイトさんの元夫、マーク・バートンさんは、キャリーさんが「アーサー・キング」という偽名で処方薬を入手し、「自分の関与と過失を隠蔽した」と訴えている。
バートンさんはさらに、ホワイトさんの遺体が発見される前日にキャリーさんは「うそのメッセージ」を送り、薬の場所を尋ね、「自分の行動と彼女の死亡への関与を隠そうとした」と主張している。
さらに、キャリーさんはホワイトさんを「支配下に置き、操る」ことに執着し、ホワイトさん宅に監視カメラを設置して行動を確認していたとバートンさんは訴えている。
訴状は、薬物提供者責任と過失死の責任はキャリーさんにあるとして、損害賠償を求めている。請求額は明らかにされていない。