プールにサメ 保護された若いサメ、海へ帰る

「フラッフィー」はマンリー・ビーチ近くの塩水プールで一時保護された

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「フラッフィー」はマンリー・ビーチ近くの塩水プールで一時保護された

オーストラリアの海辺に打ち上げられた若いサメが、人間のプールでしばし過ごした後、海に返された。

「フラッフィー」と名付けられた体長1.5メートルのホホジロザメは11日午後、シドニー北郊のマンリー・ビーチでもがいているところを発見保護され、近くの公営塩水プールへ運ばれた。

さらにサメは水族館へ移動し、スタッフに「フラッフィー」とあだ名をつけられた。

一晩を水族館で過ごした後、12日には海に戻された。

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プールにサメが しばし保護された「フラッフィー」

マンリー海洋生物保護センターのスタッフが「フラッフィー」を海に返した(12日、マンリー)

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マンリー海洋生物保護センターのスタッフが「フラッフィー」を海に返した(12日、マンリー)

海に戻った「フラッフィー」

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海に戻った「フラッフィー」

「フラッフィー」が、マンリー・ビーチに近い海辺のフェアリー・バウアー塩水プールに運ばれた時、現場に居合わせたアレックス・マーティニュクさんは、「5人がプールで泳いでいたけれど、(サメを見るや)すぐに水から上がっていた」と話した。

「どうやってサメがプールに入ったのか、みんな不思議で、跳びこんできたんだろうと話し合っていた」

サメの体にはかすり傷のような浅い傷がいくつかあったという。

マンリー海洋生物保護センターのロビー・マクラケッンさんは12日、オーストラリア放送協会(ABC)に対し、発見直後のサメはストレス状態にあったと指摘。「休ませて回復させた後、野生に戻すのが、最善の方法だ」と話していた。