ノーベル平和賞は「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」に

ノーベル平和賞の受賞者を発表するベリト・レイス=アンデルセン委員長(6日、ノルウェー・オスロ) Image copyright Reuters
Image caption ノーベル平和賞の受賞者を発表するノーベル委員会のベリト・レイス=アンデルセン委員長(6日、ノルウェー・オスロ)

ノルウェー・ノーベル委員会は6日午前11時(日本時間同日午後6時)、今年の平和賞を国際NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」に授与すると発表した。

ノーベル委員会のベリト・レイス=アンデルセン委員長は、核兵器を条約で禁止しようとするICANの「画期的な努力」を授賞理由に挙げた。

「私たちは、核兵器使用の危険が、ここしばらくなかったほど高まっている世界に生きています」と委員長は述べ、北朝鮮危機に言及。その上で、核保有国に対して核兵器の段階的な廃絶に向けた交渉を開始するよう呼びかけた。

今年7月に122カ国が国連の核廃絶条約に賛成し、採択した。しかし米英など、核保有が知られている9カ国はいずれも賛成しなかった。

数百のNGOが参加するICANは、2007年に発足。スイス・ジュネーブに本部を置く。平和賞受賞に伴い、12月10日の授与式で賞金900万スウェーデン・クローナ(約1億2400万円)やメダルなどを与えられる。


ノーベル平和賞はどうやって決まるのか

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  • ノルウェー・ノーベル委員会(委員はノルウェー政府が選定)は、世界中から推薦された候補のうち20~30人の候補を絞り込む
  • ノルウェーと諸外国の専門家たちが、絞り込まれた候補について個別に報告書を提出。委員会はこれをもとに、さらに候補を絞り込む
  • 9月末か10月初めの決定会議で委員会が受賞者を決定
  • 受賞者発表の後、アルフレッド・ノーベルの命日にあたる12月10日にノルウェー・オスロで授与式が行われる

(英語記事 Anti-nuclear weapons group wins Nobel Prize

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