NY爆発容疑者、犯行前にフェイスブックでトランプ氏警告

アカイード・ウラー容疑者は2011年に家族と米国に移住した Image copyright CBS
Image caption アカイード・ウラー容疑者は2011年に家族と米国に移住した

米ニューヨークで11日、バスターミナルで爆発事件を起こしたバングラデシュ出身のアカイード・ウラー容疑者(27)が、攻撃の直前にインターネットでドナルド・トランプ大統領への警告を書き込んでいたことが分かった。

「トランプ、お前は自分の国を守ることに失敗した」。ウラー容疑者のこの書き込みは12日、連邦地検が同容疑者を訴追した際に明らかになった。

連邦地検によると、ウラー容疑者は過激派組織のいわゆる「イスラム国」(IS)に触発され、爆発攻撃を実行したという。

この攻撃で3人が負傷、自らも負傷した。

ウラー容疑者は、11日の通勤時間帯、マンハッタン中心部にあるバスターミナル「ポート・オーソリティ(港湾局)」の地下通路で、体に巻き付けた単純な技術で作られた爆発装置を起爆させたとして訴追された。

ニューヨーク市警はツイッターで、ウラー容疑者が武器の不法所持、テロ行為の支持、それに「テロ脅迫」をした疑いで送検されたと述べた。

連邦地検から同日発表された訴追内容は、テロ組織への実体的な支援や大量破壊をもたらす武器の使用、それに公共の場所で爆発を起こした罪などが含まれている。

連邦地検が提出した訴状によると、ウラ―容疑者は逮捕後に、「イスラム国のためにやった」と話したという。

また容疑者は捜査官らに対し、米国によるISを標的とした空爆が行動を起こした理由だっと語っている。

訴状によると、ウラ―容疑者はクリスマス用の装飾照明を含む器具を使って爆発装置を作った。容疑者は面ファスナーを使って、装置を体に巻きつけていた。

ジューン・キム検察官は記者団に対し、ニューヨーク・ブルックリン地区にある容疑者の自宅の家宅捜索で、「金属パイプやワイヤー、金属ネジが見つかった。これらは、現場で押収された爆弾の部品と一致する」と話した。

キム氏は、容疑者は「約1年前に爆弾の作り方を調べ始め、今回の攻撃を数週間前から計画していたと認めた」と述べた上で、「最大限の被害を与えるために」場所とタイミングを選んだとも話した。

ウラ―容疑者は2011年、バングラデシュのチッタゴン地域から家族を呼び寄せる家族ビザで米国に移住した。

バングラデシュ政府はウラー容疑者に犯罪歴はなかったと明らかにした。容疑者が直近でバングラデシュを訪れたのは今年9月だった。容疑者のおじがAP通信に対し、その際は約6週間滞在していたと語った。

容疑者の妻は米国に移住していなかった。容疑者がどのように過激化したかを把握するため、妻とほかの家族は現在、尋問を受けている。

ニューヨークでは10月にもマンハッタンでテロ攻撃が発生し、8人が死亡した。

Image caption 爆発のあったポート・オーソリティ(Port Authority Bus Terminal)とタイムズ・スクエア(Times Square)の位置

トランプ大統領は、今回の攻撃が「米国民を守るために、法改正の(中略)喫緊の必要性があるのを示している」とした上で、「米国は緩い移民制度を直さなければいけない。そのせいで、あまりにも多くの危険で、きちんと調べられていない人たちが我が国に入って来ている」と述べた。

(英語記事 New York bombing suspect Akayed Ullah warned Trump on Facebook

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