豪グレートバリアリーフで新たな安全規定 相次ぐ観光客事故受け

クイーンズランド州は新たな安全規定の導入で、レートバリアリーフを訪れる観光客がより安全に楽しめるようになることを期待している Image copyright Getty Images
Image caption クイーンズランド州は新たな安全規定の導入で、レートバリアリーフを訪れる観光客がより安全に楽しめるようになることを期待している

オーストラリア東部クイーンズランド州はこのほど、世界最大のサンゴ礁として知られるグレートバリアリーフで泳ぐ際の新たな安全規定を導入した。観光客の水の事故が最近相次いでいることに対応した。

新規定の下、観光会社は事故のリスクがあるとみられる客を特定し、水に入る前に救命胴衣を着用するよう求めなくてはならない。当局によると、リスクがあると考えられるのは、高齢者や経験の浅い人、体力が不足しているとみられる人だという。

2016年には、グレートバリアリーフで合計10件の死亡事故が起きている。このうち4件は外国人で、フランス人観光客2人のほか、シュノーケリングをしていた日本人1人、スキューバダイビングをしていた英国人1人が死亡した。

グレートバリアリーフはオーストラリアで最も人気のある観光地の一つで、クイーンズランド沿岸にある多数のサンゴ礁や島で構成されている。観光客は通常、ボートに乗ってサンゴ礁や島に向かい、ボートから直接シュノーケリングに出る。

新規定はさらに、客が一人で水に入らないようにし、ボートには除細動器を装備するよう観光会社に求めている。

クイーンズランド州政府幹部のグレース・グレース氏は、「今回決まった規定で、観光客が我が州でダイビングやシュノーケリングをする際、最も安全な形でできると感じられるようにする」と述べた。

当局によると、死亡事故の数はシュノーケリングがダイビングを上回る。事故原因として多いのは、体力不足や水泳の経験不足だという。さらに、高齢である場合や既往症が事故の危険性を高めるとしている。

(英語記事 Great Barrier Reef: Swimming deaths prompt new safety rules