【平昌五輪】 韓国、北朝鮮応援団の五輪派遣費用を負担へ

North Korean cheerleaders have been the centre of attraction at the Pyeongchang Olympics Image copyright Getty Images
Image caption 平昌五輪会場に登場した北朝鮮応援団

韓国政府は14日、平昌冬季五輪を訪れている北朝鮮応援団の滞在費を負担すると決定した。統一省の南北協力予算から28億6000万ウォン(約2.8億円)が拠出される。

五輪のために、北朝鮮から応援団や芸術団の計400人以上が韓国を訪れている。

韓国政府は主に、応援団や管弦楽団、テコンドー演武団、スタッフなどの宿泊費と食費を負担する。

ロイター通信によると、北朝鮮応援団のほとんどは、ソウルの高級ホテルや平昌の競技会場の近くに滞在した。

統一省報道官によると、出場している北朝鮮選手22人の費用は、国際オリンピック委員会(IOC)が負担するが、高位級代表団の費用は政府予算から払う方針という。

韓国の聯合通信によると、趙明均(チョ・ミョンギュン)統一相は14日、北朝鮮の五輪出場は朝鮮半島における平和実現への扉を開く一里塚だと評価した。

統一相は、費用負担が国連制裁に抵触しないよう意識していると述べたという。国連安全保障理事会は、北朝鮮の核・ミサイル開発を利するような資金提供を加盟国に禁止している。

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韓国は2002年アジア大会で北朝鮮の選手団・応援団約600人が釜山を訪れた際にも、滞在費用を負担している。

北朝鮮の核・ミサイル開発による世界的な緊張が昨年1年で高まっていただけに、金正恩・朝鮮労働党委員長が元日に平昌五輪への代表団派遣を提案したのは驚きをもって迎えられた。

かねてから北朝鮮の出場歓迎を表明していた韓国政府は、金委員長の表明を受けてあらためて、対話と緊張緩和の機会だとして北朝鮮を迎え入れた。しかし、南北首脳会談を提案するなど北朝鮮の積極的な五輪外交を受けて、韓国人の中には、北朝鮮のプロパガンダ拡散だと抗議する人たちもいる。

アイスホッケー女子が南北合同チームになったことで、韓国人選手の出場機会が減ったという反対意見も多く噴出した。

(英語記事 Winter Olympics 2018: South Korea to pay for North's delegation

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