【平昌五輪】羽生結弦、歴史的な金メダル

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Image caption ソチ五輪に続いて金メダルを獲得した羽生選手

日本の羽生結弦選手(23)が17日、平昌五輪の男子フィギュアスケートで金メダルを獲得し、2連覇を果たした。オリンピック男子フィギュアスケートでの連覇は1952年以来。

羽生はショートプログラムとフリーの得点合計317.85点で1位。同じ日本代表の宇野昌磨選手(20)は、同306.90点で銀メダルを獲得した。スペイン代表のハビエル・フェルナンデス選手は同305.24点で銅メダルを得た。

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Image caption 羽生選手の演技が終わるとファンがいつものように、羽生選手が好きなクマのプーさんの人形をリンクに投げ入れた

前日のショートプログラムでフェルナンデスに4点リードしていた羽生は、フリー2位の206.17点をとり、優勝した。

五輪で2連覇したのは、米国代表のディック・バトン氏以来。

2014年ソチ五輪で金メダルを得て日本のスーパースターとなった羽生は、昨年11月に練習中に右足首靱帯(じんたい)を負傷。約3カ月間、公の場に出ていなかった。その羽生が演技を終えると、ファンは大歓声と共に、いつものように羽生のマスコット、クマのプーさんの人形をリンクに投げ込んだ。

「何とか滑ることができました。とにかくたくさんの方々がサポートしてくださって、この会場で滑り切れてホッとしています」と羽生は試合後に話した。

右足について質問されると、「右足ががんばってくれました。けがのせいで練習できなかったことを含めて、たくさんの方に心配をかけた。今まで以上の応援があって、恵まれていました」

「集中して跳びたかったジャンプは跳べてよかった。ここまで来るのにたくさんの方々に支えられながら、生きてきました。スケートだけでなく、羽生結弦として育てていただいたことに感謝しています」

チェンの記録的演技

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Image caption 米国のネイサン・チェンは4回転ジャンプに6回挑んで5度成功させた

米国代表のネイサン・チェン選手(18)は、16日のショートプログラムでジャンプのミスが響き17位に。今大会でのメダルの夢は断たれたが、17日のフリーでは4回転ジャンプに6回挑んで5度成功させた。五輪で1度の演技で4回転ジャンプに6回挑むのは、チェンが初めて。

フリー演技は215.08点で1位。合計297.35点となり順位を5位まで上げた。

4回転ジャンプ(クアド)5回の自分の昨年の記録を自ら破ったチェンは、「クアド・キング」のあだ名で呼ばれる。

「しばらくその練習を繰り返していたけれども、まだ完成しきっていない」とチェンは話した。「どうせもうさんざん転んだのから、なんでもやってみてどうなるか見てみようという感じだった」

「アメリカの恋人」

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Image caption 米国のアダム・リッポンは10位だった

2015年に同性愛者だと公表(カムアウト)したアダム・リッポン選手(28)は、カムアウトしている初の米国冬季五輪代表となった。

団体戦で銅メダルを得たリッポンは、男子シングルでは10位となった。競技を引退するかどうか決めるまで、まだ時間がかかると話している。

「まずは5分ほど休んで、一杯がっつり飲んで、それから2日かそこら氷から離れて、せめて衣装が乾くまで待って、それで様子を見ようと思う」とリッポンは話した。

リッポンは大会前、同性愛者の権利に否定的なマイク・ペンス米副大統領を非難していた。ソーシャルメディアで活発に発言し、多くのフォロワーがいる。

「インタビューで率直に話すからだと思う」とリッポンは述べ、「まさにそれが自分自身そのものなので。このオリンピック体験の間ずっと正直を貫いてきた。一生に一度の機会だし」

「だから完全にオープンに正直に話して、メディアとも楽しみたかった。とことん楽しみたかったし、一瞬一秒を楽しんだ。僕はアメリカの恋人だから」

(英語記事 Winter Olympics: Japan's Yuzuru Hanyu wins historic figure skating gold

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