サイクロン「ギータ」、ニュージーランド南部に暴風雨となって到達

先週トンガで猛威を振るったサイクロンがニュージーランドに向かった Image copyright Getty Images
Image caption 先週トンガで猛威を振るったサイクロンがニュージーランドに向かった

サイクロン「ギータ」は20日、勢力を弱めた暴風雨となってニュージーランドに到達し、同国南島のクライストチャーチを含む3地区で非常事態宣言が発令された。

暴風雨の到来で、ニュージーランド南島の多くの学校が休校となり、道路は封鎖された。

ニュージーランド航空は、北島にある首都ウェリントンを離発着するすべての便を欠航した。

当局は住民に対し、洪水や最大風速90メートルの暴風に備えるよう呼びかけている。

南島のクライストチャーチに加えて、グレイ地区とブラー地区にも非常事態宣言が出された。

クライストチャーチのリアン・ダルジール市長は「勢力が最も強いのは今夜から明日の朝にかけてだろう」と述べた。

ダルジール市長は、海抜が低い地域の住民に対し「住宅の浸水被害が予想される」として避難するよう求めた。

ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相は、被害が最も大きいと予想される地域に軍を派遣したという。さらに、緊急事態に対応する民間防衛省のウェリントン事務所も待機状態に入っていると付け加えた。

首相は議会で記者団に対し、「国民に伝えたいのは依然として地域の災害警報に注意してほしいということと、交通の混乱が予想されるので、まずは慎重に行動してほしい」と述べた。

英気象庁は、「『ギータ』は熱帯低気圧の特徴を失いつつあるが、20日にニュージーランドの一部に厳しい悪天候をもたらすだろう」とツイートした。

「ギータ」は先週、太平洋をトンガやフィジーなどの島国を通過し、大きな損害を出している。トンガの被害は特に激しく、議事堂を含む建物が損壊したり、負傷者が出るなどした。

Image caption 北島にある首都ウェリントン(Wellington)と南島にあるクライストチャーチ(Christchurch)の位置

(英語記事 Ex-Cyclone Gita: Christchurch declares state of emergency