スタローン氏、「まだ元気にパンチしている」  手の込んだ死亡説否定

Sylvester Stallone at Golden Globes Image copyright Getty Images
Image caption スタローン氏は、自分はまだ生きていると発表した

偉大な米喜劇作家マーク・トウェインの言葉を借りるなら、米俳優シルベスター・スタローン氏(71)が死亡したとのツイッターの情報は誇張だった。

スタローン氏と弟のフランク氏は19日にソーシャルメディアで、スタローン氏の「死亡説」を否定し、まだ元気で生きていることを確認した。

デタラメはどうやって広まった

偽の死亡説は通常、死亡説を広めようとするウェブサイト、あるいは個人が出発点だ。ネット利用者がだまされ、そのうわさを信じることで拡散する。

スタローン氏の場合、いたずらを仕掛けた側が、同氏の「臨終間際」だという偽の写真まで作った。

うわさは米国で始まり、スタローン氏やその代理人が寝ている間、一夜にしてネット上で広まった。

翌朝にはすでに多くのファンが、スタローン氏の死を悼んでいた。

スタローン氏の名前がネット検索1位になるなか、BBCニュースのウェブサイトでは、同氏の息子が2012年に亡くなった際の映像が、ビデオランキング上位に再浮上した。

スタローン氏の反撃

ロッキーはダウンしたままでは終わらず、立ち上がった。

スタローン氏と弟のフランク氏はソーシャルメディアを活用し、死亡説をきっぱりと否定した。

「この馬鹿騒ぎを無視してください」とスタローン氏はインスタグラムに書いた。

米NBCの人気ドラマ「THIS IS US 36歳、これから」に最近出演したばかりのスタローン氏は、「自分は元気だ。楽しく健康に生きている……まだ元気にパンチしている!」と書いた。

フランク氏は、兄の死亡説を広めた者への怒りをあらわにした。

フランク氏はツイッターで、「兄が死んだといううわさは、間違いだ。どれだけ病んで気が狂った、残酷な連中がこんなことを思いついて投稿するんだ? こんなことする連中は精神が錯乱していて、社会に存在する資格がない」とコメントした。

フランク氏はまた、「兄をすごく大事にしている。兄の死亡に関する今日のこの偽投稿を、全然面白いとは思わない。96歳の母親も動揺したので、二重に動揺している。この頭のおかしい連中が何を考えて行動しているのか、ひたすら理解できない」ともツイートした。

インターネットに勝手に殺された人たち

著名人について誰それが死んだと、デタラメが流れるのは珍しくない。

死亡説が出回ることはインターネット以前からあったが、ネットの到来によって広まり方が強力になった。

スターや政治家が対象になりがちで、英音楽誌NMEによると、スタローン氏は2016年にも死亡説がうわさされた。

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Image caption ジョン・ボンジョビ氏も「死亡説」がささやかれた

米歌手ジョン・ボンジョビ氏が2011年、インターネットに「殺された」ことも有名だ。

ヒット曲「Livin' on a Prayer」などで有名なボンジョビ氏は、うわさに対抗するため、「天国はかなりニュージャージーみたいだ」と紙に書いて、写真を投稿した。日付と時間もその下に書かれていた。

映画「ラッシュ・アワー」でなどで有名な俳優ジャッキー・チェン氏(63)も、何度か「死亡」させられている。

チェン氏が生きているにもかかわらず、フェイスブックでは50ページ以上にもわたる追悼メッセージが書き込まれた。

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Image caption 2017年撮影のジャッキー・チェン氏

2011年には、チェン氏が心不全で死亡したとのうわさが流れた。

「心臓発作で死亡したと、多くのソーシャルメディアやオンライン・ニュースで報じられていますが、そのようなことはありません。ジャッキーは元気で、次の映画撮影の準備で忙しくしています」と、代理人がフェイスブックで否定しなくてはならなかった。

(英語記事 Sylvester Stallone 'still punching' despite death hoax

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