南北首脳会談、4月実施で合意=韓国特使団 正恩氏は非核化の意向も

South Korean officials have dinner with Kim Jong-un, his wife Ri Sol-ju (5L) and sister Kim Yong-sol (3L) Image copyright Getty Images
Image caption 訪朝した韓国特使団と夕食を共にする北朝鮮の金正恩氏(正面中央)と李雪主夫人(右隣)、妹の金与正氏(左から3人目)

訪朝した韓国特使団は6日夜、4月に南北首脳会談を実施することで両国が合意したと発表した。南北軍事境界線上にある板門店の韓国側施設「平和の家」で行う予定という。北朝鮮の最高指導者、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は、非核化の意向も示したという。

5日に平壌を訪れて正恩氏と会談した韓国大統領府の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長によると、正恩氏は北朝鮮への軍事的脅威が解消され、体制の安全が保証されるならば、非核化について米国と協議する用意があると述べた。さらに北朝鮮は、対話が続く間は弾道ミサイルは発射しない姿勢を示し、韓国に対して核兵器も通常兵器も使わないと約束したという。

南北首脳会談の開催は2007年10月以来で、3回目となる。

両国は軍事的緊張緩和のため、首脳間のホットライン設置でも合意した。

米政府はこれまで、北朝鮮が非核化を話し合う用意を示さない限り、直接協議はありえないという姿勢を維持していた。

ソウルで取材するBBCのローラ・ビッカー記者は、正恩氏にとって重大な方針転換となると指摘する。

聯合通信によると、韓国特使団は6日午前、ソウルに戻った。今週後半にもワシントン入りし、北朝鮮との会談内容を米当局者に伝え、対応を協議する見通し。

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Image caption 晩餐会で特使団を歓迎する金正恩氏(5日、平壌)

韓国の鄭国家安保室長や国家情報院の徐薫(ソ・フン)院長など10人からなる特使団は5日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の親書を携えて訪朝した。

正恩氏が北朝鮮の最高指導者となって以来、初の韓国政府高官による平壌訪問だった。正恩氏が外国要人と直接会談するのは異例。

韓国特使団が北朝鮮高官たちと協議した後、正恩氏主催の夕食会が開かれた。4時間に及ぶ夕食会には、正恩氏の李雪主夫人と実妹の金与正氏も出席した。

北朝鮮は、韓国特使団と正恩氏らが笑顔で握手したり、丸いテーブルを囲み談笑したりしている写真を発表した。北朝鮮国営・朝鮮中央通信(KCNA)は正恩氏が代表団を「温かく歓迎」し、「心を開いた」話し合いをしたと伝えた。

李夫人が公式行事に出席するのも異例だ。妹の与正氏は政府代表として2月、韓国・平昌で開かれた冬季五輪の開会式に出席し、文在寅大統領と会談。正恩氏の親書を手渡し、大統領を平壌に招き、南北首脳会談の実施を呼びかけた。

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Image caption 韓国特使団(左)が北朝鮮代表と協議。この後に金正恩氏主催の夕食会が開かれた

(英語記事 Kim Jong-un to meet S Korea leader in landmark summit

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