米テキサス州連続爆発 容疑者が自殺

事件を捜査する警官ら(20日、米テキサス州オースティン) Image copyright Reuters
Image caption 事件を捜査する警官ら(20日、米テキサス州オースティン)

米南部テキサス州オースティン市などで小包の爆発が相次ぎ複数の死傷者が出ていた事件で、同市警察は21日、容疑者が爆発物を使って自殺したと発表した。

マーク・アンソニー・コンディット容疑者(23)は警察とのカーチェイスになった後、オースティン市の北にあるラウンド・ロックで停車し、自爆死したという。

今月初めから相次いだ5件の爆発で2人が死亡、6人が負傷している。捜査官らは事件について、公衆に危険が及ぶような装置はもう残っていないと、「ある程度の確信」が持てると述べた。

警察は記者団に対し、コンディット容疑者が自分の携帯電話で「自白」の動画を撮影していたと明らかにした。容疑者が自爆死した後、携帯電話から25分間の動画が発見されたという。

オースティン市警のブライアン・マンリー本部長は動画について、「彼(コンディット容疑者)はテロについてまったく触れていないし、ヘイト(クライム=憎悪犯罪)についても触れていないが、その代わり、非常に困難な状態にある若者が、個人的な生活での困難を語っている」と述べた。

テキサス州西部地区の連邦検事は報道発表文で、コンディット容疑者が破壊装置の不法所持と移動で起訴されていたと明らかにした。

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Image caption コンディット容疑者が爆発物の入った小包をフェデックスの店舗に持ち込む様子をとらえた画像

コンディット容疑者の人物像

捜査官らによると、コンディット容疑者はオースティン市の北にある町フルーガービルで、2人の同居人と一緒にアパートに住んでいた。同居人たちは当局に対し、犯罪の気配は感じられなかったと語っている。

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Image caption BBCはこの画像が2013年に撮影されたコンディット容疑者の写真であることを確認している

当局は、事件で使われていたものと一致するいくつかの部品をアパートで発見したと明らかにした。

テキサス州のグレッグ・アボット知事は米フォックス・ニュースに対し、容疑者はインターネットの記録を消去しておらず、「彼(容疑者)がどんな人間だったのか、何をしていたのか、犯行に及んだのはなぜかについて、多くの情報」がもたらされる可能性があると指摘した。

コンディット容疑者は2010年から2012年にかけて、オースティン・コミュニティー・カレッジに通っていたが卒業はしなかった。地元紙オースティン・アメリカンステーツマンによると、高校課程は自宅で母親から教育を受ける「ホームスクール」で終了したという。

同紙はまた、就職活動用のウェブサイトに、コンディット容疑者がオースティン市内のクルックス・セミコンダクター社で「購買、配送受け取り、発送」の担当者だったと書かれている、と報じている。

Image caption オースティン市と近郊で爆発が起きた場所

(英語記事 Austin bomber: Deceased suspect named in Texas blasts

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