米メレディス、タイム誌売却を検討 1000人削減も

タイム誌の表紙を飾った写真 Image copyright AFP/Getty

米メディア大手メレディスは21日、今年1月に買収したばかりの米出版大手タイムについて、タイム誌など同社出版物の中で最もよく知られる複数の雑誌の売却を検討しているほか、1000人の人員削減を予定していると明らかにした。

メレディス社は発表文の中で、タイム誌の売却を含む再編は、今後2年かけて行う4億~5億ドル(約420億~530億円)の経費節減案の一部だと述べた。

1月に18億ドル(約1910億円)でタイム社を買収して以降、メレディス社は既にタイム社の英法人およびゴルフ誌を売却。数百人規模の人員削減も行った。

メレディス社はベター・ホーム・アンド・ガーデン、ファミリー・サークルなどの有名雑誌を所有している。同社はこれらのブランドが毎月、「ミレニアル世代の女性」の8割を含む1億7500万人の米国人に読まれているとしている。

同社のトム・ハーティー社長は、売却を計画しているタイム、スポーツ・イラストレイテッド、マネー、フォーチュンなどの雑誌は、ターゲットとする読者や広告基盤が異なっており、異なるオーナーに所有されたほうがよくなると述べた。

「買収への関心が寄せられていることをうれしく思う。これらの雑誌ブランドは、メレディス社が持つ編集の誠実さや独立性の尊重を共有する新たなオーナーによって、成長路線に位置づけられると確信している」とハーティー氏は語った。

メレディス社は、タイム傘下の別の各雑誌で、広告や発行部数の成長を目指す予定だという。

同社によると、人員削減は、本社がありコストが安く済むアイオワ州に一部業務を集中させる計画に伴って行われる。同社は既に200人の人員削減を発表しており、10カ月間でさらに1000人の削減を予定しているという。

債務を含めると28億ドル(約2968億円)規模に上る同社のタイム社買収は、共和党の大口献金者であるコーク兄弟の援助を受けて行われた。

一方、タイム社英国法人は3月初旬、音楽雑誌のNMEが週刊誌発行を終了することを発表した。

(英語記事 Time owner plans sale and 1,000 layoffs

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