大韓航空「ナッツ・リターン」事件の妹 会議でボトル投げ謝罪

Korean Air planes on the tarmac at the airport
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趙顯旼氏は、大韓航空で専務を務めている

韓国の財閥、韓進グループ経営一家のとっぴな行動が騒ぎになった。傘下の大韓航空の趙顕旼(チョ・ヒョンミン)専務(36)が12日、会議中に水の入ったボトルを壁や同僚に向かって投げたことが話題となり、同専務は謝罪した。

現地メディアによると、顕旼氏は会議中、自分の質問への答えが不満で、怒り出した。中央日報は、同氏が従業員の顔にコップの水をかけたと報じた。

顕旼氏はフェイスブックに謝罪文を投稿。「自分の愚かで向こう見ずな行いについて、頭を垂れて謝罪します」と書いた。

「どのような状況でもあのような真似をするべきではありませんでした。謝罪の言葉もありません」

一方、大韓航空の広報担当者は、同氏が従業員の顔に水をかけたという疑惑を否定した。

広報担当はロイター通信に対し、「顕旼氏は会議中、ある管理職者の回答が十分ではないと思い、水の入ったボトルを床に投げた。この管理職者の顔に向けてではない」と説明した。

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趙顕旼氏の姉、顕娥氏(写真)は「ナッツ・リターン事件」で解雇され、後に実刑判決を受けた

新たなスキャンダルは、韓進グループ経営一家に対する批判に再び火をつけ、ツイッター上でも話題となった。

大韓航空の経営陣は、2014年12月に顕娥氏の姉に当たる顕娥・前大韓航空副社長が米ニューヨークのケネディ空港から搭乗した旅客機内で、客室乗務員がマカデミアナッツを提供する際に皿にあけてではなく、袋のまま提供したことに対して騒ぎを起こして以降、世間の監視の目にさらされている。

この事件は韓国国内で大きな注目を集め、チェボルといわれる韓国特有の過度で特権的な財閥文化に対する議論が再燃した。

顕娥氏は航空安全の侵害、抑圧と職権の乱用の罪で2015年に懲役1年の有罪判決を受けた。控訴審の結果、量刑は懲役10カ月(執行猶予2年)まで減刑され、同氏は3月に韓進グループに復帰した。4つのホテルを運営するKALホテルネットワークを経営することになった。