イスラエル・ネタニヤフ首相の妻サラ氏、詐欺容疑で訴追

イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、妻への告発について「ばかげている」としている Image copyright Reuters
Image caption イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、妻への告発について「ばかげている」としている

イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相の妻サラ氏が21日、公費の不正使用疑惑に関連する詐欺容疑で訴追された。

サラ・ネタニヤフ氏には高級料理を首相公邸に運ばせ、公費35万9000シェケル(約1100万円)を不正使用した容疑がかかっている。

イスラエル法務省によると、同氏には警察の捜査で明らかになった背任容疑でも訴追されている。

サラ氏は全ての不正を否定している。

同氏の弁護士は起訴内容をばかげており妄想的だとした。

サラ氏は21日、首相公邸のエズラ・セイドフ前参事官と共に訴追された。

エルサレム地方法務局は「全ての証拠を精査し、あらゆる事情を検討した結果」サラ氏とセイドフ前参事官双方の訴追を決定したと述べた。

アビチャイ・マンデルブリト法務長官は昨年、長期間の調査から浮上した疑惑でサラ氏の訴追を考えていると発表していた。調査はイスラエルメディアでも盛んに憶測の的となっていた。

疑惑の内容

訴状によると、サラ氏とセイドフ前参事官には、2010年9月から2013年3月にかけて、首相公邸に食事を運ばせたり、私的な料理人を雇用したりするのに公費を不正利用した疑惑がある。

公費が不正利用されていたとされる時期には、首相公邸に常勤の料理人もいた事実が分かっている。常勤の料理人がいるのに食事を運ばせたり別の私的な料理人を雇用するのは、規則で認められていない。

エルサレム地方法務局が昨年9月に出した声明では、「この方法で、数百の食事を提供したレストランと料理人は、約35万9000シェケルを不正に受け取っていた」としていた。

ネタニヤフ首相は長年、政治的ライバルたちが同氏の有名な家族を魔女狩りの対象にしていると考えており、訴追に強く反発した。

ネタニヤフ首相は自身のフェイスブックに「サラ・ネタニヤフは強く、尊敬に値する女性であり、彼女の行動には何の間違いもない」とする声明を発表した。

サラ氏の弁護団は、詐欺や背任の事実はなく、サラ氏には違法行為の認識もなかったと述べた。食事や配膳を注文していたのは当時の家事管理責任者で、現在は国の参考人になっていると弁護団は付け加えた。

(英語記事 Sara Netanyahu: Israeli PM's wife charged with fraud

関連トピックス

この話題についてさらに読む