カナダ東部に熱波、33人死亡 ケベック州

熱波の中、モントリオールでは噴水で涼む子供の姿が見られた Image copyright AFP
Image caption 熱波の中、モントリオールでは噴水で涼む子供の姿が見られた

カナダ東部ケベック州を記録的な熱波が襲い、5日までに死者が33人に達した。州当局が発表した。

うだるような暑さは6月29日から始まり、最高気温は摂氏35度に達した。湿度も高くなっている。

死者数は今週、毎日増加している。犠牲者のほとんどは50代から80代という。

ケベック州当局によると、今回の熱波はここ数十年で同州を襲った中で最も厳しい。当局者は住民に、大量の水分をとり、日陰にいるよう注意を与えている。

モントリオール市のバレリー・プランテ市長は、「我々はできること全てをやっている」と話した。

カナダのジャスティン・トルドー首相は4日、ツイッターに「ケベック州を襲った今回の熱波で愛する人を失った人たちに、思いを寄せている。記録的な高温はカナダ中部と東部で続くと予想されている。自分自身と家族を守る方法を確認してほしい」と投稿した。

モントリオール市は、市民プールを開放しているほか、空調の効いた施設も一般開放している。

プランテ市長によると、初期対応の担当者が被害地域で戸別訪問し、被害に遭いやすい住民約1万5000人の安否を確認しているという。

これまでの死者33人のうち18人が、モントリオール市内で亡くなっている。モントリオール市は同州最大の都市で、他の死者も周辺地域で亡くなった。

「モントリオール市民を頼りにしている。お互いの無事を確認するため、ご近所のドアをノックして欲しい。みんなで一丸となって対応しよう」とプランテ氏は述べた。

当局の公衆衛生担当者によると、熱波は特に、非常に幼い子供、非常に年老いた人、体が弱っている人にとって、死につながる危険がある。

モントリオール市で公衆衛生を担当するミレン・ドロワイン氏はカナダのCBCに対し、亡くなったモントリオール市民のほとんどは65歳以上で、空調の効いた環境を持っておらず、他にも健康問題を抱えていたと話した。

モントリオールの平均気温はこの時期、摂氏25度をやや上回るぐらいという。

カナダ環境省の予想では、熱波は6日には弱まり、最高気温は24度まで下がる。

(英語記事 Deadly heat wave kills 33 across southern Quebec

この話題についてさらに読む