イスラエルがガザ地区を空爆 自治政府「女性と子供が死亡」と発表

イスラエルによる空爆で、ガザ地区では爆発が起こり火の玉が現れた Image copyright AFP
Image caption イスラエルによる空爆で、ガザ地区では爆発が起こり火の玉が現れた

イスラエルは8日、パレスチナ自治区ガザ地区を空爆した。同地区自治政府の保健省は、イスラエル軍による爆撃で妊娠中の女性とその子供を含む3人が死亡したとしている。

イスラエルの空爆は、イスラム原理主義組織ハマスがイスラエル領にロケット弾数十発を発射したのを受けたもの。

現地メディアによると、ハマスによるロケット弾攻撃で、ガザ地区に近いイスラエルの町スデロットや国境付近でイスラエル人が数名負傷したと伝えた。

一方ガザ地区保健省は、妊娠中の女性と、この女性の1歳の娘が死亡したと話している。このほか、ハマスの戦闘員1人が亡くなった。

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Image caption 光の筋のように見える、ハマスが発射したロケット弾。写真はガザ地区に近いイスラエルの町スデロットで撮影された

イスラエル国防軍(IDF)は、8日にガザ地区で民兵がIDFの車両を銃撃した後に暴動が起こったと説明。イスラエルがこの暴動に戦車砲で対応すると、8日夜にロケット弾数十発がイスラエル領に向けて発射されたという。

これについてはハマスの軍事部門が、ロケット弾攻撃を実行したと発表している。

今週初めにはイスラエルがガザ地区北部のイスラエルとガザ地区の境界に建つ検問所を砲撃し、ハマスの民兵2人が死亡している。

IDFはツイッターに、IDFの戦闘機が兵器の工場や倉庫を含むハマスの戦略的拠点140カ所以上を目標にしたと投稿した。

IDFは「イスラエルによる空爆は、夕方から夜にかけてイスラエル領に対しガザ地区から発射されたロケット弾への応答として実施された」とツイートした。

IDFによると、ロケット弾約150発がガザ地区からイスラエル領に発射されたという。

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国境をまたいだ攻撃は、エジプトと国連が提案したイスラエルとの休戦協定を協議するため、ハマス高官の代表団がガザ地区を訪問したすぐ後に起きた。

国連のニコライ・ムラデノフ中東和平プロセス特別調整官は8日、ハマスのロケット弾発射を非難し、ハマスとイスラエルの双方に衝突危機からの決別を求めた。

この4カ月でガザ地区とイスラエルの境界線での攻撃は急増している。

パレスチナ人160人以上が、イスラエル軍の攻撃により死亡した。そのほとんどは、数週間続いた抗議行動の間に亡くなっている。抗議行動には数千人のパレスチナ人が参加し、現在イスラエル領となっている先祖代々の故郷に帰還しようとするパレスチナ難民の権利表明に支持を示した。

人権団体は抗議に対するイスラエル軍の過度な武力使用を非難しているが、同軍は自衛のためか、イスラエル軍に侵入しようとする人に対してしか発砲していないと話した。

イスラエル兵1人が同時期にパレスチナ人の狙撃兵に銃撃され死亡した。また、発火装置つきの風船やたこがパレスチナ人によりイスラエル南部に放たれ、森林や農地約30平方キロが焼失した。

(英語記事 Israeli air strikes 'kill woman and toddler'

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