25年ぶりの強い台風21号、西日本で多数死傷 強風に高潮

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西日本を襲った台風21号、過去25年で最大規模

4日に西日本を縦断した台風21号(チェービー)の影響で、少なくとも11人が死亡し、300人以上が負傷した。25年ぶりの非常に強い台風は、京都や大阪を含む西日本各地に最大風速(秒速)44メートル以上の強風と大雨をもたらした。

大阪湾では関西国際空港(大阪府泉佐野市)が高潮で冠水した上、強風のため関西空港連絡橋にタンカーが衝突した。JR京都駅では、改札口前のコンコースに屋根の一部が崩落した。

風の影響で、建物の屋根がはがされ飛散したり、トラックが横転するなどの被害が各地で出た。

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Image caption 関西空港連絡橋に衝突したタンカー
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Image caption 大阪では強風のため自動車がひっくり返った

記録的な高潮による浸水や、激しい雨による土砂崩れなどを避けるため、5日朝までに各地で120万人以上が避難勧告を受けた。消防庁によると、3万人以上に勧告よりは強いが強制ではない避難指示が出された。

大規模な停電も起き、200万世帯以上が影響を受けた。

気象庁は、今回の台風を「非常に強い」と分類。この規模の台風が本州に上陸するのは、死者・行方不明者48人を出した1993年の台風13号以来で、25年ぶり。

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Image caption 濁流と化した兵庫県西宮市の川(4日)

JR西日本や私鉄の一部は、予告運休を実施した。空の便も乱れ、800便以上が欠航した。

関西空港では、連絡橋へのタンカー衝突を受けて約3000人が閉じ込められ、夜を過ごした。5日朝からフェリーで、神戸空港近くの船着場まで運ばれた。

滑走路などが冠水した関西空港は、5日も閉鎖が続く。

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Image caption 高潮で冠水した関西空港(4日)
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Image caption 関西空港の滑走路は5日にも冠水が続いた

大阪市此花区のテーマパーク、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)は4日に続き、5日も休業すると発表した。

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Image caption 多くの建物や電柱、信号機などが破損した
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Image caption 台風は四国から上陸した
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安倍晋三首相は4日午前に非常災害対策本部会議を首相官邸で開き、「今が大丈夫でも油断することなく、早めの避難を心がけるなど命を守る行動をとってほしい」と国民に警戒を呼びかけた。

気象庁は、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、竜巻や突風などにも注意するよう呼びかけた。

日本は大規模な台風や暴風雨に襲われることが多く、今年の夏はたびたび激しい風雨に襲われた上、記録的な猛暑が続いた。

7月の西日本豪雨では河川の氾濫や土砂災害で220人以上が死亡し、1982年に300人近い死者・行方不明者を出した長崎大水害以来の甚大な被害となった。

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Image caption 大阪では建物の覆いが風ではがされた
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Image caption 神戸では風で乗用車が次々と飛ばされた
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Image caption 瀬戸大橋で大型トラックが倒れるほどの強風が西日本各地を襲った

(英語記事 Japan's strongest typhoon in 25 years kills at least six

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