アリババのマー会長、来年引退へ

Alibaba Group Chairman Jack Ma attends a conference in China on September 5, 2018. Image copyright Getty Images
Image caption アリババ集団のジャック・マー会長は「自分より若く、有能な人たち」に幹部の座を譲るのは正しいことだと述べた。写真は今月5日のマー氏

中国ネット通販大手・アリババ集団は10日、創業者の馬雲(マーユン、ジャック・マー)会長が1年後に退任すると発表した。マー会長の進退については、週末にかけて複数の異なる報道で情報が錯綜していた。

アリババ集団は、マー会長は来年9月10日に現最高経営責任者(CEO)のダニエル・チャン氏に会長の座を譲り、取締役としてとどまると発表した。1年の時間をかけて、「滑らかな移行を成功させたい」意向という。

アリババは株価が昨年1年で倍近くに高騰し、時価総額で世界最大級の企業となった。中国一の富豪になったこともあるマー氏は、今も中国有数の資産家だ。

英語教師出身のマー氏は1999年にアリババを共同創業し、世界最大級のインターネット企業へと成長させた。

「教師というのはいつでも、生徒に自分を抜いてもらいたいと思っている。そのため、もっと若くて有能な人たちに幹部職を譲るのが、自分と会社にとって責任ある対応だ」とマー氏は、自分の54歳の誕生日にコメントを出した。

マー氏の個人資産総額は現在366億ドル(約4兆円)。2020年の株主総会まで取締役に留まるほか、経営幹部で作る「アリババ・パートナーシップ」には終生関わり続けるという。

カリスマ性にあふれ、ロックスターのような服装を好むことでも知られるマー氏は、教育の世界に戻りたいと明らかにした。

「世界は大きいし自分はまだ若いので、新しいことに挑戦してみたい」とマー氏は表明する一方で、共同創設者としての役目は今後も果たしていく方針を示した。

「皆さんに約束できることがひとつある。アリババは決してジャック・マーありきではなかったけれども、ジャック・マーは永遠にアリババのものだ」

11年前にアリババに入ったチャン氏については、自分の後任CEOとなってから「素晴らしい才能」を発揮してきたと評価した。

アリババは2014年、ニューヨーク証券取引所に上場。当時で史上最大の新規株式公開(IPO)だった。

2018年3月期決算の売上高は2503億元(約4兆2500億円)だった。

(英語記事 Alibaba's Jack Ma to step down in September 2019

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