NY株急落、アジア市場に波及

Tokyo Nikkei Stock Index plunge Image copyright EPA/FRANCK ROBICHON

10日の米株式市場の急落を受け、11日のアジア各地で株価が大きく値下がりした。米国の長期金利上昇や米中をはじめとする世界的な貿易戦争への危機感から、世界中の投資家がリスク資産を手放した。

米株式市場が2月以来の下げ幅を記録した影響で、11日の東京株式市場は日経平均株価が終値で915円18銭(3.89%)安い2万2590円86銭で、今年3月以来の下げ幅となった。

(チャート)11日の日経平均株価

中国では上海総合指数が3.9%安で、2014年以来の安値。香港ハンセン指数は3.97%下げた。

韓国総合株価指数は3.4%、オーストラリアのS&P/ASX 200は2.4%下がった。

(チャート)11日のハンセン指数

米国の連邦準備理事会(FRB)は、米国経済は世界金融危機後ほどの景気浮揚策は必要ないという判断から金利引き上げ路線を継続している。このことと、米中の貿易摩擦が投資家心理を冷やしているもよう。

国際通貨基金(IMF)は、米中の貿易戦争が本格化すれば世界の経済成長はさらに冷え込むと報告したばかり

FRBは伝統的に米政府とは独立した存在で、米大統領はFRBの判断を尊重するのが伝統だが、ドナルド・トランプ大統領は10日夕、「FRBは間違いを犯している。引き締めすぎだ。FRBは狂ってしまったと思う」と記者団を前にFRBを批判した

(英語記事 Asian stocks slide after big losses on Wall Street

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