NASA、長方形の氷山の写真公開 南極海で撮影

この氷山は、南極半島東部の「ラーセンC」と呼ばれる棚氷から最近分離した Image copyright NASA
Image caption この氷山は、南極半島東部の「ラーセンC」と呼ばれる棚氷から最近分離した

米航空宇宙局(NASA)は23日、南極近くのウェッデル海に浮かぶ長方形の氷山の写真を公開した。

この写真は先週、NASAの研究用飛行機に乗っていた科学者により撮影された。

断面の角度が急で、表面が平らなことから、NASAはこの氷山が棚氷から最近分離したとみている。

氷山の角は鋭く、まだ南極海の波ですり減っていない。

ただ、このような物体は未知なわけではなく、むしろ「卓状氷山」という名前もついている。平らで長い氷山で、棚氷の端から分離して形成される。

NASAと米メリーランド大学に所属する氷河学者ケリー・ブラント氏は、卓状氷山形成の過程が、伸びすぎた爪が先端で割れるのに少し似ていると語った。

ブラント氏によると、卓状氷山は幾何学的な形になることが多いという。

「この氷山が少し普通と違うのは、形がほとんど正方形のように見えることだ」ブラント氏は付け加えた。

今回撮影された氷山は、南極半島東部の「ラーセンC」と呼ばれる棚氷が崩壊してできたとみられる。

写真からは氷山の正確な大きさを判断するのは難しいが、専門家は全長を恐らく1.6キロ以上と推計した。

また、全ての氷山において、表面の見えている部分は、氷山全体のほんのひとかけらに過ぎない。この氷山の場合、見えている部分は全体の約10%という。

(英語記事 Nasa photographs rectangular iceberg

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