東芝、英国の原発建設事業から撤退へ

Artist's impression of the planned Moorside nuclear plant Image copyright NuGen
Image caption ムーアサイド原発の完成予想図

日本の東芝は7日、英国での原子力発電所新規建設事業から撤退し、子会社のニュージェネレーション(NuGen)を解散すると発表した。東芝はNuGenの売却を計画していたが、引き受け先が見つからなかった。

NuGenは、イングランド北西部カンブリアのムーアサイド原発プロジェクトで開発業務を担っていた。

これにより、英国が低炭素経済への移行に向けて進めている原発開発計画に歯止めがかかることになる。

東芝は、2019年1月に解散手続きを開始するとしている。

東芝はプレスリリースで「NuGen社維持費用の継続負担等を勘案し(中略)英国での原子力発電所新規建設事業からの撤退を決定し、NuGen社を解散することを決議しました」と説明した。

NuGenの引き受け先としては韓国電力公社(Kepco)が有力視されていたが、1年以上におよぶ交渉は決裂した。

東芝は併せて、事業からの撤退およびNuGenの解散に絡み、連結税引き前損失ベースで150億円の損失を計上する見込みだと発表した。

英国の最大労組GMBは、ムーアサイド原発計画の「迫り来る崩壊」は「気が滅入るほど予測できたことだ」と述べている。

NuGenは今年9月、100人以上いたムーアサイド原発の人員を40人以下に削減すると発表しており、開発計画が暗礁に乗り上げているのではとの憶測を呼んでいた。

NuGenは元々、東芝とフランスのエネルギー企業エンジーが共同で保有していた。東芝は2017年、米ウェスチングハウスカンパニーの再生手続きの申し立ての際に、エンジーの保有株を買い取っていた。

(英語記事 Toshiba withdraws from UK nuclear project

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