日本航空、パイロットの飲酒規定を厳格化 ヒースローでの逮捕受け

JAL's airplane is seen at Haneda Airport in Tokyo, Japan Feburuary 9, 2018. Image copyright Getty Images

日本航空(JAL)の操縦士が10月、酒に酔っていたとして英ヒースロー空港で逮捕された件を受け、同社は16日、海外の空港で新型のアルコール感知器を導入する計画を明らかにした。

実川克敏副操縦士(42)は10月、乗務前に規定値の9倍以上のアルコールが検知されたとして逮捕された

今回の対策が発表される前には、操縦士が酒に酔っているとの理由での出発遅延が複数回発生していた。

日本の法律では、操縦士のアルコール摂取量の制限を設けていない。

代わりに、勤務に当たる操縦士の飲酒量は航空会社が各自で決定している。

実川副操縦士が逮捕された際、血液から100ミリリットルあたり189ミリグラムのアルコールが検出された。英国でのパイロットの上限値は血液100ミリリットルあたりアルコール20ミリグラム。

JALは声明で、「大変重く受け止めております。お客さま、ご関係の皆さまに、ご迷惑とご心配をおかけしましたことを、重ねて深くお詫び申し上げますとともに、再発防止に向けた取り組みを徹底し、信頼回復に努めてまいります」と述べた。

JALの広報担当者によると、2017年8月以降、操縦士が社内のアルコール検査に合格できなかったことが19回あった。

うち12回はその結果遅延し、7回は交代の操縦士を見つけられたため定刻通り運行したとしている。

JALは、ここのところ法令違反が続いたことを受け、複数の再発防止策を導入する意向だ。

防止策には、海外の空港での新型アルコール感知器の導入や、「規定されたアルコール血中濃度を超えた乗務員」に対する罰則などが含まれる。

同社広報担当者によると、新たな感知器はすでにヒースロー空港や国内空港で配備されているという。

他の空港では11月19日に導入する予定だ。

同社によると操縦士はまた、日本で乗務開始前の24時間は飲酒が禁止となる。

他の航空会社でも、ここのところ操縦士の飲酒で問題が続いている。

英ブリティッシュ・エアウェイズの操縦士は6月、2ショット分のウォッカを3杯飲んでから仕事に現れたとして、禁固刑の有罪判決を受けた。

インドでは、アルコール検査にひっかかった操縦士が、3年間の乗務禁止処分となっている。

(英語記事 Japan Airlines tightens alcohol rules for pilots

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