イヴァンカ氏、公務に私的メール利用を自己弁護 クリントン氏とは違うと

イヴァンカ・トランプ氏の公務への私的メール利用は、民間団体の情報開示請求により明らかになった Image copyright AFP
Image caption イヴァンカ・トランプ氏の公務への私的メール利用は、民間団体の情報開示請求により明らかになった

ドナルド・トランプ米大統領(72)の娘イヴァンカ・トランプ大統領補佐官(37)が昨年、公務に私的な電子メールアカウントを用いていた問題で、イヴァンカ氏は28日、米テレビ局のインタビューで自分の行為を擁護した。イヴァンカ氏は、自分の個人メールアカウント利用はヒラリー・クリントン元米国務長官とは全く異なると述べた。

イヴァンカ氏は28日放送の米ABCインタビューで、自分のメール利用は「(クリントン氏の問題と)同質ではない」と話した。

イヴァンカ氏が昨年、公務について私的なメールアドレスで職員に連絡していたことが今月明らかになると、が集まった。

トランプ大統領は2016年米大統領選で、対立候補のクリントン氏が公務に私用メールサーバーを利用した問題をしきりに取り上げた。

米連邦捜査局(FBI)がクリントン氏の私用メールサーバーから機密情報を発見したことを受け、ドナルド・トランプ氏は大統領選の期間中、クリントン氏は禁錮刑を受けるべきだと示唆。トランプ氏の支援者集会では、クリントン氏を「牢屋に入れろ」という掛け声が繰り返され、トランプ氏はあらゆる場面で「悪者ヒラリー」という表現を使った。

今回自分の公務メールが問題になったイヴァンカ氏はABCに、自分の件はクリントン氏のものとは異なると話した。

大統領補佐官という公的な肩書きを持つイヴァンカ氏は「全てが保護され、保管されている」と述べた。

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「私の電子メールは削除されていないし、大事な内容も機密情報もない。2つの出来事の間につながりはない」

イヴァンカ氏が出演した米ABCのテレビ番組「グッドモーニング・アメリカ」はツイッターに、インタビューの一部を撮影した動画と合わせて、「イヴァンカ・トランプ氏がABCのデボラ・ロバーツ記者に、自分の私的電子メール利用とヒラリー・クリントン氏の件との違いについて話した。イヴァンカ氏は『2つのことはまったく同質ではない』と話した」と投稿した。

イヴァンカ氏は「2つの事柄を同列視したい人たちが、同じように見ている」と続け、「けれども私たちは誰でも家族とやりとりするため、私的メールや個人メールを持っているものだ」とした。

イヴァンカ氏はさらに、「内容が保管される限り、私的メールの使用を禁止する決まりはどこにもない」と述べ、私的メールに機密情報は含まれていなかったとも話した。

ホワイトハウス職員の私的メール使用は違法ではない。ただし公的な通信は全て、情報保護のため20日以内に政府のアカウントへ転送する必要がある。また、私的メールアカウントを使った機密情報の共有は規則違反だ。

自分の私的メールアカウントに送られたメールは、家事と仕事のバランスを取るための、予定や準備に関するものが主だったとイヴァンカ氏は話した。

米当局は先週、ホワイトハウスの公務について話すメッセージ数百通を送るため、イヴァンカ氏が私的メールアカウントを使っていたと認めた。

これに対しホワイトハウスは、イヴァンカ氏が私的メールを利用していたのは規則について説明を受ける前で、機密情報は何も送信していないと話した。

クリントン氏は、ニューヨークの自宅に私的なメールサーバーを構築し、4年間務めた国務長官の任期中、仕事のメールと私的なメールの全てを、そのサーバーを使って送受信していた。

FBIは結果的に、クリントン氏を訴追しないという結論に至ったが、機密情報の取り扱いについてクリントン氏とその側近が「極めて不注意」だったと指摘した。

(英語記事 Ivanka Trump says her private emails not like Clinton's

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