トランプ氏、「違法行為を指示していない」 実刑判決の元顧問弁護士に

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禁錮3年を言い渡され連邦地裁を出たコーエン被告は、3月に再出廷しなくてはならない

ドナルド・トランプ米大統領の元顧問弁護士が連邦議会への偽証、選挙資金法違反、脱税などの罪で禁錮3年の実刑判決を受けたことについて、トランプ氏は13日、自分は元弁護士に法律違反をするよう指示したことはないとツイートした。

トランプ氏の顧問弁護士だったマイケル・コーエン被告(52)は前日12日、トランプ氏と不倫関係にあったとされる女性に2016年大統領選の投票日前に口止め料を払ったことや、大統領選中にトランプ氏の会社がモスクワで交渉していた高層ビル建設計画について連邦議会に偽証したことなどについて、実刑判決を受けた。

これを受けてトランプ氏は連続ツイートで、「僕はマイケル・コーエンに法律を破るよう指示したことはない。彼は弁護士だったのだから、法律を知っているはずだ。これは『弁護士の助言』と呼ばれて、間違いがあれば弁護士は大きな責任を追う。だから報酬を受け取るんだ。それにもかかわらず多くの弁護士が、選挙資金法について僕は何も間違ったことをしていないと強力に主張している」と書いた。

「仮に選挙資金法が適用されるとしても。というのもこれは選挙資金じゃなかったから。コーエンは、僕に関係のないたくさんの罪状で有罪だったが、犯罪行為ではなかった選挙関連の2件についても有罪を認めた。民事だったとしても有罪ではなかったのに」

「それに彼が有罪を認めたのはただ単に、大統領に恥をかかせて減刑してもらいたいからだ。そうしたおかげで、彼の家族も一時的に免罪された。弁護士として、マイケルは僕に大きな負債を負っている!」

12日にニューヨーク連邦地裁で実刑判決を受けた被告は、当日はそのまま裁判所を離れたが、3月6日までに再出廷しなくてはならない。その後、収監の見通し。

被告は2016年米大統領選でのロシア介入疑惑をめぐるロバート・ムラー特別検察官の捜査に関連し、トランプ氏側近の中で初めて実刑判決を受けた。

かつて大統領の身代わりなら銃弾をも受けると発言し話題となったコーエン被告は、ウィリアム・ポーリー判事に対し、トランプ氏が自分に「光でなく闇の道を進む」よう仕向けたと陳述。自分の「弱点はドナルド・トランプへの見境のない忠誠心」だったと証言した。

トランプ氏はムラー特別検察官の捜査を一貫して「魔女狩り」と呼んでいる。捜査に協力し始めたコーエン被告についても、非難を重ねてきた。

被告がトランプ氏の会社によるモスクワ不動産開発計画について議会に偽証したと11月末に認めた際には、大統領は長年の側近について「彼は弱い人間で、あまり頭のいい人間ではない」と発言した。

トランプ氏は今月13日には保守系フォックスニュースに、コーエン弁護士を雇ったことは「振り返れば間違いだった」と述べた。

(英語記事 Trump: 'I never directed Michael Cohen to break the law'

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