トランプ氏と電話の7歳少女、まだサンタを信じていると

アメリカに住む子供は、クリスマス・イブにホワイトハウスへ電話をかけると、大統領と大統領夫人と話せることがある

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アメリカに住む子供は、クリスマス・イブにホワイトハウスへ電話をかけると、大統領と大統領夫人と話せることがある

クリスマス・イブの24日にドナルド・トランプ米大統領と電話で話した7歳の少女が、まだサンタクロースを信じていると明かした。この電話はインターネット上で拡散していた。

24日の電話で、トランプ氏はコールマン・ロイドちゃんに、サンタクロースをまだ信じているのかと問いかけ、サンタの存在に疑問を投げかけた。

コールマンちゃんの年齢を知ると、トランプ大統領はこう問いかけた。「「7歳っていうと、ぎりぎりだから。そうだろ?」

「はい」とコールマンちゃんは答えた。コールマンちゃんはその後、言葉の意味がわからなかったことを認めたと、地元紙ポスト・アンド・クーリエは報じている。

米南東部サウスカロライナ州レキシントン在住のコールマンちゃんはポスト・アンド・クーリエに対し、米大統領と話せて嬉しかったとも語った。

「『わあ』という感じでした。びっくりしました」

「(イライラは)あまりしませんでした。何が本当なんだろうと考えざるを得なかっただけで」

トランプ氏と話したあと、自分と家族は冷やしたシュガー・ビスケットとココアをサンタクロースのために置いたと、コールマンちゃんは付け加えた。

次の日、クリスマスの朝には、置いておいたものはなくなり、クリスマスツリーの下には包装されたプレゼントが置いてあったという。プレゼントにはコールマンちゃんの名前が記されていた。

では、サンタに関する電話はどんな様子だったのか

舞台は、ホワイトハウスの大食堂だった。

巨大なクリスマスツリー2本の下に座ったトランプ氏とメラニア夫人は、アメリカの子供たちからの電話を受けていた。

クリスマスに世界中のサンタの動きを追跡する米政府機関、北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)を通じて、大統領夫妻との会話を希望した子供たちだ(一部政府機関の閉鎖にもかかわらず、NORADは業務を続けている)。

電話の一部はトランプ夫妻につながった。

そして、トランプ大統領とコールマンちゃんはこういうやり取りをした――。

トランプ氏:クリスマスには何をするの?

コールマンちゃん:たぶん、クッキーをいくつか置いて、それから友だちと遊びに行くと思います。それだけです。

トランプ氏:いい時間を過ごしてね。

コールマンちゃん:はい。

トランプ氏:まだサンタは信じてる?

コールマンちゃん:はい。

トランプ氏: 7歳っていうと、ぎりぎりだから。そうだろ?

コールマンちゃん:はい。

トランプ氏:楽しんで。

トランプ大統領は通話の終わりに笑顔を見せたという。

コールマンちゃんの両親は後に、トランプ氏の娘への話し方に問題はなかったとし、大統領の発言が不当に政治化されていると話した。

父親のドナルド・J・ロイドさんは米バズフィードに対し、「大事になったのは馬鹿らしいと思う。クリスマスなのに」と話した。

「政治はクリスマスから遠ざけておきたい。私には気にならなかった。大人と同じように子供たちと話すのが好きなんだ」