イングランドでレジ袋、倍額の約14円に 全店舗で

Woman carrying plastic bags Image copyright PA

英イングランドで1枚5ペンス(約7円)だったレジ袋が、倍の10ペンス(約14円)に値上げされ、イングランドの全小売業者に適用される見込みとなった。マイケル・ゴーヴ環境相が27日、計画を明らかにした。

レジ袋の値上げは、消費者のプラスチック使用をさらに減らすための政府案に盛り込まれ、2020年1月から開始される可能性がある。

イングランドでは現在、小規模の小売業者はレジ袋有料化を免除されているが、こうした小売店から出る使い捨てレジ袋は年間約36億枚と推定される。

このほかイングランドでは学校も、不要なプラスチックをなくすよう求められている。

デイミアン・ハインズ教育相は学校責任者に対して、プラスチック製のストローやペットボトル、食品の包装などを2022年までに、環境保護に適した代替品に切り替えるよう促している。

テリーザ・メイ首相は今年8月、レジ袋の値上げに関して協議すると約束していた。

ゴーヴ環境相は、「大切な地球を守るために、もっと多くのことをしたい。今日の発表は、これまで積み上げてきた成果をもとに、人々の行動をいっそう変化させることになる」と述べた。

従業員250人以上の小売業者を対象に2015年にレジ袋が1枚5ペンスに有料化されて以来、約150億枚のレジ袋が使われずに済んだとみられている。

小規模小売約4万社の業者団体は、1枚5ペンスの有料化に自主的に取り組んでいるが、今回の政府案で影響を受ける企業の2割未満に過ぎない。

「有料化は効果あり」

イギリスのスコットランド、ウェールズ、北アイルランドでは、小規模業者を含む全ての小売店ですでにレジ袋1枚5ペンス以上を課している。

英海洋保護協会(MCS)は、レジ袋の有料化が海岸や海のプラスチックごみ削減に効果があったと話す。

MCS海洋清掃部門トップの海洋学者、ローラ・フォスター博士は、「この法制化の効果は測定できる。イギリスでレジ袋の有料化が始まって以来、海岸で見つかるレジ袋の量は減少している」と述べた。

「沖合いでの調査でも同様で、沖で見つかるレジ袋の量は減少した」

消費者が払ったレジ袋代の用途については、小売業者が決めることができるが、慈善活動への寄付が期待されている。環境・食料・農村地域省(DEFRA)によると、2017〜2018年は計約5100万ポンド(約72億円)が寄付された。

Image caption レジ袋代をもとにした小売業者別の寄付金額(単位100万ポンド、2017-2018年)。出典:英環境・食糧・農村地域省

英コンビニエンスストア協会(ACS)はDEFRAの計画を支持しており、イングランドで同協会に加盟する小規模店舗の約半数が現在、レジ袋を有料にしていると話す。

ACSのジェイムズ・ローマン最高責任者は、「この制度は、地元や全国規模の環境慈善団体に寄付金を集めつつ、ごみ削減に非常に効果的だと結果が出ている」と太鼓判を押している。

(英語記事 Plastic bag fee 'to double to 10p' and include every shop

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