テヘランで犬の散歩が禁止に 「不潔」、「西欧主義」と

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Man walks his dog in Tehran, May 2018 Image copyright ATTA KENARE/AFP/Getty Images

イランの首都テヘランはこのほど、ペットの犬の公共スペースでの散歩を禁止した。テヘランでは長年、犬の飼育を控えるよう市民に圧力がかかっている。

テヘラン警察のホッセイン・ラヒミ本部長は「すでにテヘランの検察当局から許可を得ているので、公園などの公共スペースで犬の散歩をしている人たちに対処する用意がある」と話した。

「恐怖と不安」

国営イラン・イスラム共和国放送傘下の「ヤング・ジャーナリスツ・クラブ」の取材に対しラヒミ本部長は、犬は公衆に「恐怖と不安」を与えているためと説明した。

さらに、犬を車に乗せて運転することも禁止したと付け加えた。

「犬を車に乗せて走行することは禁止されている。発見した場合、問題の車のオーナーに対して厳しい刑事措置を行う」

1979年のイラン革命以来、イランではペットとして犬を飼育することや公共の場での散歩について議論が続いており、時には飼い主から犬が没収されることもある。

イラン政府は犬を「不潔」なものとみているほか、犬をペットとして飼うことは、革命で追放されたパフラヴィー朝の西欧主義の象徴とされている。

文化・イスラム指導省は2010年、メディアに対しペットや関連製品の広告掲載を禁止した。また2014年には、議会で犬を散歩させる飼い主に罰金や鞭打ちを科する法案が提出されたこともある。

ソーシャルメディアでは今回の規制は大きく取り上げられていないものの、あるユーザーはツイッターで、今度はテヘランでラクダに乗ることを強制されるのでは?とやゆした。

Image copyright Kaveh Kazemi/Getty Images
Image caption 多くのイラン人は犬を不潔なものだとみている。写真は1999年のもの

(英語記事 Tehran bans dog walking

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