マイケル・ジャクソンさんに幼い頃「何百回も虐待された」と男性2人、BBCに

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故マイケル・ジャクソンさんによる虐待訴え 「長年、泊まるたびに」

米音楽界のスーパースターだった故マイケル・ジャクソンさんに、幼いころ繰り返し性的に虐待されたと主張する男性2人が、BBCの取材に応じた。

ウェイド・ロブソンさん(36)は、BBC番組「ヴィクトリア・ダービシャー」に対して、自分が7歳のときからジャクソンさんに性的に虐待され、14歳のときに強姦されそうになったと話した。

ジェイムズ・セイフチャックさん(40)は同じ番組で、ジャクソンさんが自分を「10歳から14歳のころまで」性的に虐待し続けたと話した。

数々の大ヒット曲を発表し続けたジャクソンさんは2009年6月、50歳で亡くなった。

ジャクソンさんの家族は、虐待の主張を裏づける証拠は「かけらもない」と反論している。

ロブソンさんとセイフチャックさんは、近く英チャンネル4で放送予定のジャクソンさんに関するドキュメンタリー映画「Leaving Neverland」にも出演し、被害を主張している。

<注意:この記事はこれ以降、場合によっては不愉快だったり、動揺をもたらすかもしれない描写を含みます>

虐待は「何百回も続いたのか」と質問されると、ロブソンさんもセイフチャックさんもそうだと認めた。

ロブソンさんはBBC番組に対して、「一緒にいるといつも、彼のところに泊まると毎回必ず、虐待された」と話した。ジャクソンさんに体をなで回され、「体のすみずみも性器も触られ」、ジャクソンさんによる性行為を見るよう強制されたと話した。さらに、14歳のときにジャクソンさんに強姦されそうになったと述べた。

「性的虐待の経験はそのころに終った」とロブソンさんは話した。

Image copyright Channel 4
Image caption ドキュメンタリー「Leaving Neverland」で、ロブソンさん(写真右)は1990年代にジャクソンさんによって性的に虐待されたと話している

「愛情表現だと」

ロブソンさんは番組に対して、「自分たちは愛し合っている」のだとジャクソンさんに信じ込ませられていたと話した。

「自分たちは愛し合っていて、愛情を表現するにはこうするんだ」と言われ、「その次にすぐ『でも僕たちがしていることを誰かに知られたら、君も僕も死ぬまで刑務所に入れられて、人生はめちゃくちゃになってしまう』、自分たちは離れ離れになってしまうと言われた」とロブソンさんは番組に話した。

「何もかも恐ろしかった」

「マイケルから引き離されるなんて。この人、この浮世離れした存在、今では一番の親友になった、自分にとっての神様。その人から引き離されるなんて、そんな事態になるような真似を僕がするわけがなかった」

ジャクソンさんに「一番の親友で、こういう性的行為をする相手は自分だけだ」と、ロブソンさんは言われたという。

「なので僕は、世界中のすべての男の子の中から、自分こそが選ばれし者なんだと、そう思っていた」

セイフチャックさんはBBC番組に対して、自分に対する虐待は10歳のときに始まったと話した。ジャクソンさんが自分に性行為のやり方を教え始めたのだという。

「その次にディープキスが始まった。僕が教えたのだと、彼は言っていた」とセイフチャックさんは述べた。

その後にさらにほかの性行為や虐待が続いたという。

セイフチャックさんは番組に対して、ジャクソンさんが長期間にわたり虐待を続けられたのは、自分の両親もジャクソンさんに手なづけられていたからだと話した。

「グルーミング(性的虐待者が被害者を説得・洗脳し手なづけること)のプロセスは長期間にわたって、マイケルはこちらの家族に入り込み、家族の一員になる」

「信頼を築くまでには時間がかかる。あっという間にできることじゃない」

その上でジャクソン氏は「子供と両親の間に溝を作って、子供を周囲の全員から孤立させる」のだと、セイフチャックさんは話した。

「人を操る名人」

「自分が虐待されている間、自分の一部が死んでいく」と、セイフチャックさんは付け加えた。

ジャクソンさんは「人を操る名人」だったと、ロブソンさんも番組に話した。「僕と父親の間に、僕の母親と父親の間」に溝を作り、自分を虐待しやすい状況を作ったのだという。

ロブソンさんはさらに、こうした虐待が続いた責任は「ほかの人にもある。マイケルと僕とジェイムズ(・セイフチャック)の周りにいつもいて、見てみぬ振りをしていた従業員全員に」と批判した。

Image copyright Getty Images
Image caption ジャクソンさんの死後、邸宅「ネヴァーランド」は世界中のファンにとって祭壇のような場所になった

「とても無垢な人だった」

ドキュメンタリーと番組の内容に対して、ジャクソンさんの兄弟3人と甥(おい)のタージ・ジャクソンさんは、児童虐待の主張を否定した。

タージ・ジャクソンさんは、叔父の行動を奇妙だと思う人はいたかもしれないが、ジャクソンさんは「とても無垢な人だった」と述べ、「お人よしだったのが身の破滅だった」と振り返った。

ジャクソンさんの兄、マーロン・ジャクソンさんは、弟に対する疑惑を裏づける「証拠はかけらもない」と反発した。

ジャクソンさんの遺産財団は、ロブソンさんとセイフチャックさんがすでに過去に「こうした出来事は一切起きていないと宣誓して証言した」と反論している。

遺産財団は2人が「自分たちの主張を裏づける客観的証拠や証明を一切提供していない。つまり、この映画は2人の偽証者の言い分のみを根拠に成り立っている」と述べている。

(英語記事 Michael Jackson 'abused us hundreds of times'

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