指輪へのキス拒否は「衛生上の問題」と ローマ法王庁が説明

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伝統を拒否? ローマ法王が指輪にキスさせず

ローマ法王フランシスコは、信者からの指輪へのキスを拒否したことについて「単純な衛生上の問題」だと説明した。

ローマ法王庁(ヴァチカン)のアレッサンドロ・ジソッティ報道官は、法王は細菌のことを心配していたと話した。

法王は27日、指輪にキスしようとする信者から急いで手を引こうとする様子を撮影された。動画は、インターネットで広く拡散された。

中には、法王が何世紀も続く伝統を拒否しているという保守的な批判もあった。

ジソッティ報道官は、これについて法王に尋ねたところ、「単純な衛生上の問題」だと説明されたという。

ヴァチカンのサン・ピエトロ広場にはあまりに多くの信者が法王の一般謁見に行列していたため、何かの細菌を広めてしまうのではと法王は心配していたという。

またロイター通信によると、法王はこの動画が物議をかもしていることについて「面白がっていた」という。

ジソッティ報道官は、法王は「人を抱きしめ、抱きしめられる」のが好きだし、少人数のグループならば指輪へのキスも歓迎すると話した。

Image copyright Reuters
Image caption ブラジル訪問時に、法王の指輪にキスする若者

ソーシャルメディアで拡散した動画の長いバージョンでは、法王が沢山の信者に指輪にキスさせているところが映されていた。

また、この動画が撮影された次の日にも、修道女や修道士による手へのキスを受け入れている。

法王の指輪は右手の中指にはめるもので、法王の権威の最も強力なシンボルとされる。

カトリック信者の間では何世紀にもわたり、これに口付けることが尊敬と服従を意味するとされてきた。

法王は原則として終身職で、法王が亡くなると在位の終わりを表すために指輪もただちに壊される。

(英語記事 Pope addresses hand-kissing mystery

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