日産、ゴーン前会長を取締役から解任 株主総会で

Former Nissan chairman Carlos Ghosn leaves his lawyers' offices after he was released earlier in the day from a detention centre after posting bail in Tokyo on March 6, 2019 Image copyright Getty Images

日産自動車は8日、臨時株主総会を開き、前会長のカルロス・ゴーン容疑者(65)を取締役から解任することを賛成多数で可決した。これにより、ゴーン前会長と日産の関係は完全に断ち切られることになった。

臨時株主総会では併せてグレッグ・ケリー前代表取締役(62)も取締役から解任し、アライアンスを組む仏ルノーのジャンドミニク・スナール会長を新たに選任した。

東京地検特捜部は4日、保釈中のゴーン前会長を特別背任の疑いで再逮捕している。ゴーン前会長の逮捕はこれで4回目。

ゴーン前会長の失脚と長期間の勾留は、世界の注目を集めている。

「許しがたい」

ゴーン前会長は昨年11月19日、役員報酬の過少記載や会社資金の不正利用など「重大な不正行為」があったとして、金融商品取引法違反容疑で逮捕された。その後、会社法違反(特別背任)の罪でも起訴された。

日産は11月の時点で、ゴーン容疑者を会長職から外している。

東京地検によると、4回目の逮捕は、2015~18年に日産の資金合わせて1500万ドル(約16億7000万円)を流出させた疑惑に絡むもので、このうち500万ドル(約5億6千万円)相当がゴーン前会長の私的な支出に使われたという。

国内メディアはかねて、検察当局が中東オマーンでのディーラー取引に絡んで新たな立件に踏み切ろうとしていると伝えていた。

ゴーン前会長は一貫して起訴内容を否認しており、4回目の逮捕は「恣意的で許しがたいものだ」と語っている。前会長の弁護士は、保釈中の容疑者の再逮捕は極めて異例だと話した。

(英語記事Nissan votes to oust Ghosn from its board

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