フェイスブック、亡くなったユーザーのアカウント管理をAIで改善へ

デイヴ・リー、北米テクノロジー記者

Sheryl Sandberg Image copyright Getty Images
Image caption フェイスブックのシェリル・サンドバーグ最高執行責任者(COO)

フェイスブックは9日、サービス上で起こりがちなユーザーを動揺させる問題を、人工知能(AI)を使って解決すると発表した。亡くなった家族や友人に関する通知だ。

フェイスブックはプレスリリース(英語)で、亡くなった人をイベントに誘ったり、誕生日を祝ったりという通知を受け取る「悲痛な」経験をなくしたいと説明した。

今後、亡くなった人のフェイスブックアカウントには追悼セクションが設けられ、本人の投稿はそのまま保存されるようになる。

シェリル・サンドバーグ最高執行責任者(COO)は、「フェイブックが、亡くなった人の思い出や魂を称え、残していく場所になればと思う」と話した。

ユーザーからは、フェイスブックが亡くなった親しい人とイベントなどを共有するよう薦めてくることにショックを受け、動揺するという苦情が寄せられていた。

フェイスブックには2009年から追悼アカウントという機能がある。アカウントが追悼アカウントに移行すると、プロフィールのユーザー名に「追悼」と表示され、追悼メッセージなどを寄せることができるようになる。フェイスブックによると、毎月3000万人のユーザーがこの機能でメッセージを投稿しているという。

アカウントが追悼アカウントとなれば、その人が生きているかのような通知は送られて来なくなる。しかし追悼カウントに移行していないものについては、フェイスブックは今後AIを使って、間違った通知などが出ないようにするとしている。

追悼アカウントの管理

フェイスブックはまた、亡くなった人がサービス上でどのように表示されるのかにも変更を加えた。

追悼アカウントには今後、コメントを残すための「トリビュート」セクションが別に設けられる。これにより、本人のタイムラインはそのまま残ることになる。

また、トリビュートに投稿される内容は「追悼アカウント管理人」が管理できる。フェイスブックユーザーは、自分のアカウントが追悼アカウントになった場合に備え、あらかじめアカウントを管理してもらう人を選ぶことができる。

サンドバーグCOOによると、「追悼アカウント管理人は今後、トリビュートセクションについて、タグや投稿できる人、投稿を見る人の設定ができるようになる」という。

「これにより、心の準備ができていない遺族や友人に見せるにはしのびない投稿を管理することができる」

18歳未満のユーザーは追悼アカウント管理人になれないが、両親や保護者が亡くなった場合にはフェイスブックにアクセスを要請できる。

こうした変更は、追悼システムの悪用が相次いでいることへの対策でもある。ユーザーがフェイスブックに別のユーザーが死んだと嘘の報告を送り、そのアカウントを使えなくし、友人に心痛を与えるといった「悪ふざけ」が起きているという。

(英語記事 Facebook to use AI to respect the dead

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