83歳のダライ・ラマ14世、肺感染症で入院 容体は安定

ダライ・ラマ14世 Image copyright Reuters
Image caption ニューデリーの病院に入院したダライ・ラマ14世

チベット仏教の最高指導者でノーベル平和賞受賞者のダライ・ラマ14世(83)が9日、肺の感染症のためインドの首都ニューデリーの病院に入院した。容体は安定しているという。側近がロイター通信に明らかにした。

側近のテンジン・タクラ氏によると、ダライ・ラマはインド・ダラムサラの自宅で気分が悪くなり、飛行機でニューデリーに移動して病院に入ったという。

タクラ氏はロイター通信に、「医師たちに肺の感染症と診断され、治療を受けている。容体は安定している。この病院で2、3日治療を受けることになるだろう」と話した。

ダライ・ラマは1959年、中国のチベット統治に反対するチベット民衆の動乱が起こった際に、インドのダラムサラに脱出した。中国政府はダライ・ラマについて、中国からの独立を主張する危険人物とみている。

ダライ・ラマが死去した後に、誰が後継者になるのかは不明で、議論を呼んでいる。中国政府は、次の指導者を選ぶ権利が同国にあると主張。これに対しダライ・ラマは先月、中国が指名する指導者をチベット人は受け入れないだろうと述べた。

チベット仏教の教えでは、最高位の僧侶の死後、その魂は子どもの体に入って生まれ変わるとされる。

(英語記事 Dalai Lama, 83, taken to hospital in India