タイ・バンコク最大級の商業施設で火災 少なくとも2人死亡

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数百人がショッピングセンターやホテルから避難した
タイの首都バンコクにある大型複合商業施設で10日、火災が発生し、少なくとも2人が死亡した。
現場はバンコク中心部にある複合商業施設「セントラルワールド」で、10日午後5時40頃、施設の8階から出火したとみられる。
地元の報道や目撃者の証言によると、少なくとも1人が施設から転落して死亡した。
ソーシャルメディアに投稿された動画では、商業施設から避難する数百人の姿が確認できる。
ある動画は、救急隊が帰宅ラッシュで渋滞が発生する中、現場にたどり着くために悪戦苦闘する様子をとらえていた。
エラワン救命救急センターはAFP通信に対し、少なくとも17人が負傷したと述べた。出火原因はわかっていない。
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57階建てのセンタラグランドホテルや会議室などからなる複合施設
バンコクのアサウィン・クワンムアン知事は10日夜の会見で、11日に出火原因について調査を開始すると述べた。
また、安全が確認されるまでは施設を閉鎖するという。
施設側はフェイスブックページ上に、出火から約30分で鎮火したと投稿した。
ショッピングセンターやホテルなどからなる複合施設のセントラルワールドはバンコク最大級で、世界では11番目の大きさだという。