「世界一危険な空港」でまた航空機事故 操縦士ら3人死亡

Scene of plane crash at Lukla Airport Image copyright AFP

ネパール東部ルクラのテンジン・ヒラリー空港で13日、離陸中の航空機が滑走路を外れ、待機中のヘリコプターに衝突、3人が死亡した。同空港は「世界でも最も危険な空港」の一つとされている。

死亡したのは、小型機の操縦士と、ヘリコプターのそばで立っていた警察官2人。他に3人が負傷した。事故の目撃者はBBCに「爆発音がし、煙が立ち込めた」と話した。

原因は不明。事故当時、付近の天候は良好だったという。空港は同日中に再開された。

テンジン・ヒラリー空港は、標高2845メートルの高地にあり、エベレスト登山の玄関口として多くの人々に利用されている。

滑走路が短く、山に囲まれているのが特徴。滑走路の1本は崖っぷちにあり、滑走路から崖下までの落差は約700メートルある。離着陸が極めて難しい空港として知られ、強風や雲の影響で閉鎖されることも多い。

2008年には、旅客機が着陸に失敗し18人(うち12人はドイツ国籍)が死亡。2017年にも似たような事故が発生し、操縦士2人死亡した。

ベテラン操縦士だけ着陸を許可

とりわけ着陸には高度な技術が要求される。そのため、短い滑走路で100回以上の離着陸の経験を積み、ネパール国内で1年以上の飛行経験をもつ操縦士だけが、テンジン・ヒラリー空港への着陸を許可される。

近年は観光客の増加を受け、空港の発着回数も急激に増えている。この日の事故で衝突した2機は、エベレスト地域に登山者や観光客を輸送する会社の所有だった。

ネパールの空は十分に安全だとは言いがたい。2月にも同国東部でヘリコプターが墜落し、乗っていたラビンドラ・アディカリ文化・観光・民間航空相ら7人が死亡する事故が起きている。

欧州連合(EU)は、ネパールの全ての航空会社の飛行機について、域内を飛ぶことを禁止している。

(英語記事 Deadly crash at notorious Nepal airport

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