アリババのマー会長、12時間勤務を提唱 中国で物議

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Image caption アリババ集団の創業者の馬雲(マーユン、ジャック・マー)会長

中国ネット通販大手・アリババ集団の創業者の馬雲(マーユン、ジャック・マー)会長が、午前9時から午後9時まで週6日働く「996システム」を提唱し、議論を呼んでいる。

マー会長は先週、996システムを導入しなければ中国経済は「活力と推進力を失うだろう」と述べた。

12日には、996システムで働く機会は「恵み」だと発言。中国メディアで賛否が巻き起こっている。

996システムについては、やはり中国の電子取引サイト大手・京東商城(JDドットコム)の創業者、劉強東会長も支持している。

劉会長は、中国経済が何年にもわたって急成長したことにより、「怠け者」が増えたと指摘している。

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中国は1970年代後半から25年にわたり年10%以上の経済成長を維持していたが、近年は6%近くまで減速している。

マー会長や劉会長の発言は、JDドットコムが人員削減を計画しているとの報道の最中になされた。

1998年にJDドットコムの前身となる会社を立ち上げた劉会長はかつて、仕事についての考えを述べた際、顧客に24時間サービスを提供するために夜でも2時間ごとにアラームを設定して起きていると話していた。

「JDドットコムは過去4~5年に人員整理を行っていない。そのため従業員数は急激に増え、受注も大幅に伸びたが、実際に働いている人は減ってしまった」

「代わりに急増したのは怠け者だ! これが続けば、JDに希望はない! そうなれば市場から無情にもはじき出されるだけだ! 怠け者は私の兄弟ではない!」

マー会長は1999年にアリババを創業し、世界最大規模のインターネット企業に育て上げた。

アリババの企業価値は現在、約4900億ドル(約54兆8629億円)。マー会長の個人資産は約400億ドル(約4兆4500億円)と推定されている。

(英語記事 Jack Ma defends 12-hour working day stance

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