インドでTikTokの販売停止、ポルノの共有懸念で高裁が命令

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アップルとグーグルは、インドのアプリストアで動画共有アプリTikTok(ティックトック)の販売を停止したと発表した。マドラス高等裁判所が、TikTokでポルノがシェアされているとの懸念からアプリの販売停止を命令したため。

TikTokを運営する中国の字節跳動(バイトダンス)は最高裁判所に命令を取り下げるよう上告したが、最高裁は16日にこれを棄却している。

インドのTikTokユーザーは1億2000万人に上るが、不適切なコンテンツを含んでいるとして批判を浴びていた。

10代に特に人気のTikTokは短い動画を撮影・編集・投稿できるアプリで、好きな曲に合わせてリップシンク(歌っているふりをすること)や踊りを披露したり、お笑い動画を作ったりできる。

TikTokをめぐってはこれまでにバングラデシュで利用が禁止されたほか、アメリカでは不法に未成年の情報を集めたとして罰金を科されている。

インドですでにTikTokをダウンロードしたユーザーは、17日時点ではまだアプリを利用できている。

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マドラス高裁は連邦政府に対し、TikTokがポルノを助長し、若いユーザーが性犯罪者の標的になるとして、アプリの禁止を求めた。高裁は22日に再度、審議を行う予定。

裁判書類によると、バイトダンス側は不適切、あるいはわいせつなコンテンツはTikTok内の「非常にわずかな」割合でしかないと反論した。

バイトダンスによると、TikTokは現在、全世界で毎月5億人以上のアクティブユーザーがいる。

地元メディアによると、インドの情報技術省はマドラス高裁の判断を受け、グーグルとアップルに対してアプリストアからTikTokを除外するよう命令した。

バイトダンスのTikTok広報担当者は、TikTokは「インドの司法体系を信頼」しており、最終的な結論については何百万人ものユーザーが「納得できるものになると楽観している」と話した。

バイトダンスはさらに、「不快なコンテンツ」の排除に尽力しており、インドではすでにガイドラインに違反している600万件以上の動画を削除したことを明らかにした。

グーグルはこの件についてコメントを控えている。アップルからも取材への返答はない。

(英語記事 Apple and Google block TikTok in India

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