矢で射られた3遺体を発見、うち1人の自宅でさらに2遺体 ドイツ

The hotel where the incident happened, on the banks of the river Ilz, 11 May 19 Image copyright AFP
Image caption クロスボウで撃たれた3人の遺体が見つかったホテル

ドイツ南東部のホテルで12日、クロスボウ(洋弓銃)で撃たれたとみられる3人の遺体が発見され、そのうちの1人の自宅とされるアパートで翌13日、2人の遺体が発見された。2つの遺体発見現場は約650キロ離れており、死者5人の関係も謎が多いことから、事件は大きな注目を集めている。

3人の遺体が見つかったのは、バイエルン州の町パッサウ近郊のホテル。3階にある部屋のダブルサイズのベッド上で、男性(53)と女性(33)が手をつないだ状態で死んでいた。

検察によると、男性は頭部を2回、胸部を3回撃たれていた。男性のすぐ横で発見された女性は、頭部と胸部を1回ずつ撃たれていた。

2人が争った形跡はないという。クロスボウの矢が室内の床で2本、かばんの中で1本、発見された。

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Image caption 遺体が見つかったホテルはハイキングを楽しむ人たちに人気がある

さらに、ベッド脇の床でもう1人の女性(30)の遺体が発見された。喉と顎の間をクロスボウで撃たれた形跡があるという。

3人ともドイツ人で、関係はまだ分かっていない。遺体が発見された部屋にはダブルベッドとシングルベッドが1つずつあり、3人は3泊する予定だった。10日にチェックインし、朝食は注文しなかったという。

女性の自宅で2遺体発見

翌13日には、パッサウから北に約650キロ離れた町ヴィッティンゲンのアパートの部屋で、女性2人の遺体が発見された。

Image caption 3遺体が見つかったパッサウ(Passau)と2遺体が見つかったヴィッティンゲン(Wittingen)は約650キロ離れている

この部屋に住んでいたのが、パッサウのホテルで遺体で発見された女性(30)だったことから、事件は複雑な様相を見せ始めた。

独紙メルクールは、アパートで見つかった2人のうちの1人は、パッサウで発見された30歳女性の姉か妹だと報じた。また、女性は3月にこのアパートの居住者として登録していたと伝えている。

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Image caption 13日にはヴィッティンゲンのアパートの部屋から遺体が運び出された

検察当局は、アパートの室内で発見された2遺体がどれくらい前からそこにあったか捜査中だとし、こう説明した。

「パッサウの遺体発見のニュースを知ったアパートの住民が、郵便受けから郵便物があふれていて、部屋から異様な臭いがすると警察に連絡してきたことが、2人の遺体発見につながった」

「変わった人だった」

メルクール紙によると、パッサウのホテルで見つかった3人について別の宿泊客は、男性は長く白いひげを生やしていて、女性たちは黒い服を着ていたとし、「変わった印象だった」と話した。

また、ヴィッティンゲンのアパートの住人が、パッサウで遺体となって発見された女性について、「いつもちょっと変わっていた。常に黒い服を着ていて、ゴシック風だった」と話したと報じている。

(英語記事 German crossbow deaths: Police find more bodies

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